Bluetooth SIG、複数人でサウンドを共有できる「Auracast ブロードキャスト オーディオ」発表

[エースラッシュ，ITmedia]

　Bluetooth Special Interest Groupは、米国時間6月8日にBluetooth技術をベースとしたオーディオ配信機能の新ブランド「Auracast」を発表。これまで「Audio Sharing」と呼ばれていた機能は「Auracast ブロードキャスト オーディオ」として数カ月以内にリリースする。

Auracast

　本機能ではスマートフォン、ノートPC、テレビなどのオーディオ送信機から、スピーカーやイヤフォン、補聴器など付近のBluetoothオーディオ受信機へオーディオを配信可能。対応するBluetoothイヤフォンや補聴器を利用すれば、再生している音楽や映画を複数人で共有できるようになる。空港、室内競技場、レストラン、待合室などに置いてあるミュートされたテレビの音声を聴くこともできる。

再生している音楽を複数人でシェアできる

ミュートされたテレビの音声を複数人で聞ける

　また、対応のBluetoothデバイスで場内アナウンスを直接受信することも可能。例えば空港で搭乗ゲートの変更や搭乗手続きの時間など、フライトに関する情報を直接受信できるようになる。同社では、本機能が次世代聴覚補助システム（ALS）技術になると予想している。