もう「万が一」ではない 通信障害の被害を防ぐための自衛手段(2/3 ページ)

» 2022年07月05日 11時40分 公開
[田中聡ITmedia]

eSIMのサービスを押さえておく

 少額でも維持費が発生するのに抵抗がある……という人は、eSIMを契約できるサービスを押さえておくといいかもしれない。物理的なSIMの発送を必要としないeSIMなら、オンラインで申し込んで即日利用を開始できる。つまり通信障害が起きてから契約をするというパターンだ。

 キャリアショップで新規契約すればeSIMにこだわる必要はないが、eSIMの方がスピーディーに契約から通信開始までを完了できる。ただしpovoでは、20時以降にeSIMを発行した場合、アクティベーションが完了するのは翌日の9時30分以降となるので注意したい。

 eSIMは他に、ドコモ回線はドコモとahamo、KDDI回線はUQ mobile、ソフトバンク回線はソフトバンク、Y!mobile、LINEMOも対応している。ただしドコモについては現在のところ、オンラインでのeSIM発行は受け付けておらず、ドコモショップで発行してもらう必要がある。

 現在、携帯電話の解約金は撤廃されているので、必要なときにだけ申し込んで、不要になったら無料で解約できる。こうした状況からも、eSIMは利用しやすくなっているといえる。

スマートフォンはnanoSIM+eSIM対応が安心

 デュアルSIMやeSIMに対応したスマートフォンを使うことも重要だ。iPhoneの場合、iPhone XS以降のモデルはnanoSIM+eSIMのデュアルSIMに対応している。Androidスマートフォンについても、Pixelシリーズ(Pixel 4以降)を中心にeSIM対応機種が増えている。メイン回線にnanoSIMを使い、サブ回線用にeSIMを確保しておくと安心だ。

eSIM ソフトバンク(nanoSIM)をメイン回線、povo(eSIM)をサブ回線で使っている筆者のiPhone。他に楽天モバイルのeSIMも登録しており、必要に応じてpovoと切り替えて使っている

 eSIMの対応機種(動作確認済み機種)は、IIJmioのWebサイトから確認できる。

 なお、SIMロックがかかっているスマートフォンを使用している場合、他キャリアのSIMを使う際に、SIMロックを解除する必要がある。

家族で異なる回線を持つ

 家族で暮らしているという人は、夫と妻など、家族それぞれが異なる回線を契約することも、家庭全体で見れば通信の冗長性につながる。例えば夫の回線が不通になっても、妻の回線がつながれば、情報収集や外部との連絡が可能になる。

 家族で同じキャリアを契約することで、家族割引を受けられる、通話料が安くなるといったメリットもあるが、それぞれが格安ブランドを契約することで、トータルの通信料は逆に安くなる場合もある。

 MVNOは、ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線といったマルチキャリアでサービスを提供しているところが多いので、同じMVNOサービスを契約するにしても、家族によって回線を分けるのも有効だ。IIJmioの「ギガプラン」の音声SIMは、ドコモ回線とau回線を提供しており、同一mioID内でデータ容量をシェアできる機能は、回線が異なっていても利用できる。

eSIM IIJmioのギガプランでは、異なる回線同士でもデータシェアを利用できる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月03日 更新
  1. PayPay、他社クレカを「完全排除」せず 使うには“利用券”が必要に (2026年07月01日)
  2. 「メイドインジャパンでは飯が食えない」現実に挑む CIOが“国産充電器プロジェクト”始動、2026年秋に第1弾発売へ (2026年07月01日)
  3. 「モバイルSuica」復旧後も続く混乱…「物理カード最強説」再浮上 今さら聞けない自衛策を解説 (2026年07月02日)
  4. なぜ? 「PayPay改悪」といまネットで騒がれている理由 ユーザーがすべき対策を解説 (2026年06月05日)
  5. LINEとPayPayがアカウント連携、今夏から トーク上で送金、ポイントも統合 (2026年07月02日)
  6. au PAYとPontaのキャンペーンまとめ【7月2日最新版】 Pontaポイントをお得にゲット (2026年07月02日)
  7. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  8. d払い、dポイントのキャンペーンまとめ【7月1日最新版】 最大1万〜3万ポイント還元がめじろ押し (2026年07月01日)
  9. iPhone 17eの背面をフラットにする「MYNUS iPhone 17e CASE」発売 iPhone 16eも対応 (2026年07月01日)
  10. 5G向け26GHz帯の「電波オークション」の結果が判明 「全国枠」はドコモが62.88億円で落札 「地域枠」はJTOWERとハイテクインターが落札 (2026年06月30日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー