テレワークでも役立つ、スマホ連携CO2センサーや温湿度センサー +Styleの新製品発売(1/2 ページ)

» 2022年07月07日 17時00分 公開
[石井徹ITmedia]
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 BBソフトサービス(BBSS)は6日、「+Style(プラススタイル)」ブランドにて、スマート家電と連携するCO2センサーなど3製品を発売した。また、Amazon.co.jpと連携してスマート家電のセットアップを自動化する「簡単セットアップ」の導入も発表した。

+Style +Style センサー(CO2・温湿度)

 新発売の製品と税込み価格は以下の通り。

  • +Style センサー(CO2・温湿度)……1万5800円
  • +Style センサー(温湿度)……4980円
  • +Style マルチリモコン……9380円

 3製品はいずれもアプリ「+Style」を通じてスマホから操作できる他、スマート家電との連携機能も備える。Google アシスタント/Alexaによる音声操作にも対応する。

 なお、7月18日までは発売記念セール価格として、20%オフで販売される。

7月18日までのセール価格

  • +Style センサー(CO2・温湿度)……1万2640円
  • +Style センサー(温湿度)……3980円
  • +Style マルチリモコン……7740円
+Style +Style センサー(CO2・温湿度)と、+Style センサー(温湿度)
+Style +Style マルチリモコン
+Style 7月18日まで発売記念キャンペーンを実施する

CO2濃度が高まるとスマホに通知するCO2センサー

 「+Style センサー(CO2・温湿度)」は、CO2濃度と温湿度を計測できるセンサーデバイス。CO2センサーはオフィスや店舗など業務用途での利用を想定した製品が多いのに対して、+StyleのCO2センサーはリモートワーク環境などでの利用を想定し、簡単にセットアップできる製品となっている。

 CO2濃度が高くなると眠気や倦怠(けんたい)感が現れるなど、健康に影響を及ぼすとされている。また、換気の状態を示す指標として用いられている。

 +Style センサー(CO2・温湿度)は、現在のCO2濃度と温度、湿度の表示に対応。4段階のカラー表示に対応し、室内の環境を視覚的に確認できる。+StyleアプリとはWi-Fi経由で連携し、アプリ上に測定結果をリアルタイムで表示できる。

+Style +Style センサー(CO2・温湿度)
+Style 充電はType-C端子で行う

 スマートスピーカーとの連携はAmazon AlexaとGoogle アシスタントに対応。Amazon EchoシリーズなどのAlexa対応スピーカーでは「アレクサ、二酸化炭素を表示して」と話しかけて数値を確認できる。

 また、+Styleアプリでは、センサーの数値をトリガーとした、スマートホーム機器の制御にも対応する。例えば、スマートWi-Fiプラグと組み合わせて「CO2濃度が1500ppmを超えたらサーキュレーターの電源をオンにする」といった自動化が設定できる。

+Style CO2や室温の推移をグラフ化して出力できる

 なお、CO2センサーは厚生労働省が推奨するNDIR方式の高精度センサーを搭載しており、400〜9999ppmを測定できる。アプリでは過去の推移をグラフ表示する機能も備えており、Excelファイルとして出力できる。

 大きさは約65×30×105mm、重さは約151g。内蔵電池は1350mAhで、最大20時間の計測が可能。USB Type-Cケーブル一体型のACアダプターが付属する。

熱中症対策に活用できる温湿度センサー

 +Style センサー(温湿度)は、スマートフォンのアプリから数値を確認できる温湿度計。高精度センサーを搭載し、アプリ上でのグラフ表示にも対応する。

+Style +Style センサー(温湿度)

 Google アシスタントやAmazon Alexaを通じて現在の温度、湿度を確認できる他、スマート家電との連携にも対応。一例としてスマートリモコンとの組み合わせで「部屋の温度が28度を超えたらエアコンを冷房にする」といった自動設定が可能。

 大きさは約52×32×84mmで、重さは約82g。電源は単3電池2本で、約90日間動作する。利用時には2.4GHz帯のWi-Fi環境が必要となる。

+Style 温湿度センサーの連携例

500種類の家電が登録済みの赤外線リモコン

 +Style マルチリモコンの新型(PS-IRC-W02)は、テレビやエアコンなど、赤外線リモコン対応の家電をスマート化できる製品。

 従来製品の機能を踏襲しつつ、本体は部屋になじみやすい白色を採用。温度・湿度・照度センサーを電源ケーブル側に移設したことで、計測精度が向上した。背面には壁掛け用の取り付け穴を備えている。

+Style +Style マルチリモコン

 日本で過去10年ほどに販売された約500種類の家電のプリセットを用意し、家電の型番を選ぶだけで使い始められる。登録されていない赤外線リモコンの信号を学習する機能も備える。

 +Styleアプリでは、リモコンのボタン配置はユーザーの好みに合わせてカスタマイズ可能。エアコンとテレビのリモコンを1画面に表示するといった編集も可能。よく使うリモコンのボタンだけを表示する「お気に入り機能」も備えている。

 Google アシスタントやAlexa対応のスマートスピーカーとの組み合わせて音声操作に対応する他、+Styleのスマートセンサーと組み合わせれば、家電操作の自動化も可能。

Amazon「簡単セットアップ」に対応

 新製品の発売に合わせ、Amazonの「簡単セットアップ」にも対応した。簡単セットアップは、Amazon.co.jpでスマート家電を購入する際に、「アカウントと連携する」というチェックボックスを押しておくと、スマート家電の初期設定を大幅に簡略化できるというもの。+Styleでは、LED電球やマルチリモコンなど一部の製品から対応する。

+Style Amazonの「簡単セットアップ」に対応

 +Styleのスマート家電のセットアップ手順は慣れた人でも5分ほどかかるが、簡単セットアップを利用することで、電源を入れるだけでWi-Fi接続→アプリ登録→Alexa連携の一連の手順を自動で進めることができる。登録にかかる時間も1分半に短縮される。

 なお、簡単セットアップでは、事前の設定として、Alexaアプリ上で+Styleアカウントと連携が必要となる。機器の名前の変更や、マルチリモコンへの家電登録など追加の設定を行う場合は、+Styleアプリが必要となる。

+Style 「簡単セットアップ」は、新型のマルチリモコンのほか、スマートLED電球の一部製品で対応する

「スマート家電は節電にも役立つ」とアピール

 6日に実施された製品発表会では、BBSSでプラススタイル事業を統括する近藤正充氏が登壇。スマート家電の現状を紹介した。

 2022年の夏は電力需給の逼迫(ひっぱく)が予想されており、6月下旬の猛暑日には、政府が節電を呼びかけた日もあった。そうした中、近藤氏は「スマート家電は節電にも役立つ」とアピールし、節電に役立つ使い方を紹介した。

+Style 「スマート家電は節電にも役立つ」とアピール

 例えば、「スマートカーテン」を活用すると、外気温が上がったときに自動で遮光カーテンを閉じて室温上昇を抑えることができる。また、スマート扇風機はバッテリー駆動に対応するため、電力のピーク時間帯を避けて利用できるという。

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