ワイヤレスイヤフォンをはじめ、さまざまな無線機器で使用されている規格「Bluetooth」。一部では直訳して「青歯」と略するユーザーもいるが、実在したスウェーデンの王ハーラル・ブロタン・ゴームソン(Harald Blatand Gormsen)に見られた失活歯が青かったことで「青歯の王」と呼ばれ、同人がノルウェーとデンマークを統合した=無線機器の統合規格となることを願ってEricsson技術者が名付けたという。
Microsoft、Lenovo、Intel、Apple、Ericsson、Nokia、東芝が重要な出資企業(プロモーター)として参画するBluetooth SIGが開発した近距離無線通信の規格で、IEEE規格ではIEEE 802.15.1の規格名を持ち、2.4GHz帯を使用する。
Bluetooth Basic Rate(BR)/Enhanced Data Rate(EDR)、Bluetooth Low Energy(LE)から構成され、2016年の機能追加「5.0」でLEの到達距離が125kbpsで400mへ延長され、2019年の「5.1」ではペアリングしたBluetooth機器の方向を探知する機能が追加された。
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