どちらが買いか? 「OPPO Reno7 A」と「Redmi Note 11 Pro 5G」を使い比べて分かったこと(2/3 ページ)

» 2022年08月20日 10時00分 公開
[村元正剛ITmedia]

画質は好みが分かれそうだが、キビキビ撮れるのはReno7 A

 両モデルともにアウトカメラは3眼。Reno7 Aはメイン(約4800万画素/F1.7)+超広角(約800万画素/F2.2)+マクロ(約200万画素/F2.4)という構成で、Redmi Note 11 Proはメイン(約1億800万画素/F1.9)+超広角(約800万画素/F2.2)+マクロ(約200万画素/F2.4)だ。どちらのアウトカメラも複数の画素を結合させて集光効率を上げるビニング方式で撮影でき、デフォルトでは3000×4000ピクセルで記録される。

Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A Reno7 A(左)のメインカメラは約4800万画素、Redmi Note 11 Pro(右)は約1億800万画素

 スペック的にはRedmi Note 11 Proに優位性があるが、実際に撮影してみると、一長一短があるように感じられた。屋外では、両機種ともに明るく鮮やかな画質で撮影できたが、Redmi Note 11 Proは明るすぎて、白飛びが気になることもあった。

Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A Reno7 Aの超広角(0.6×)で撮影
Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A Reno7 Aの広角(1×)で撮影
Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A Reno7 Aの2倍ズーム(2×)で撮影
Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A Reno7 Aは最大6倍ズーム(6×)で撮影可能
Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A Redmi Note 11 Proの超広角(0.6×)で撮影
Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A Redmi Note 11 Proの広角(1×)で撮影
Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A Redmi Note 11 Proの2倍ズーム(2×)で撮影
Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A Redmi Note 11 Proは最大10倍ズーム(10×)で撮影できるが、さすがに画質は粗くなる
Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A Reno7 Aで花を撮影。風が強い日だったがブレずに撮れて、後方がナチュラルにボケた
Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A Redmi Note 11 Proで花を撮影。鮮やかな色で写ったが、白飛びが気になった

 屋内で料理を撮る場合も、Redmi Note 11 Proの方が明るく写った。AIによる補正によって暖色系が強く出て、いわゆる“映える”写真が撮れる。しかし、AIをオンにしていても、ナチュラルな色で写るReno7 Aを好む人もいるだろう。

Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A Reno7 Aで撮影した料理。暗めの店内だったが、ナチュラルな色で写った
Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A Redmi Note 11 Proで撮影した料理。おいしそうに見える色調で写った
Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A Reno7 Aで愛犬を撮影。リアルな色で写った
Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A Redmi Note 11 Proで愛犬を撮影。AIが「ペット」を認識し、毛色が補正された

 夜景モードは、それぞれの色味に差は出たが、どちらも4万円台のミッドレンジモデルとしては上々と思える趣のある写真が撮れた。

Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A Reno7 Aの夜景モードで撮影
Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A Redmi Note 11 Proの夜景モードで撮影

 ただし、夜景モードでシャッターを押して、画像が保存されるまでの時間には、かなりの差があった。筆者の計測では、Reno7 Aが約3.8秒かかり、Redmi Note 11 Proは約5.8秒を要した。通常モードでの撮影もReno7 Aの方が速く、カシャカシャと続けて撮影したい状況では、Reno7 Aの方が使いやすい。

 ちなみに、Reno7 Aのシャッターボタンは長押しするとバースト(連写)モードになる。一方、Redmi Note 11 Proのシャッターボタンは長押しで動画が撮れるように初期設定されているが、バーストモードに変更することも可能。

Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A 左がReno7 A、右がRedmi Note 11 Proの撮影モードの選択画面の方が充実しているが、Reno7 Aでも必要十分と思える

 インカメラはどちらも1600万画素でF値は2.4。背景をぼかして撮影できる他、細かい設定ができるビューティーモードも備えている。Reno7 Aには夜景を背に撮影した場合に、光源を丸くぼかす“玉ボケ”にできる「ネオンポートレート」というモードも楽しめる。ただし、Redmi Note 11 Proのインカメラで使えるフィルターも多く、優劣はつけ難い。

Redmi Note 11 Pro 5GとOPPO Reno7 A 左はReno7 A、右はRedmi Note 11 Proのインカメラでの撮影画面例

 動画の最大撮影サイズは、どちらもフルHD(1080p)/30fps。4Kでの撮影は対応しておらず、ミッドレンジモデル相応の仕様といえよう。どちらも動画撮影中に一時停止ができるのが便利に思えた。筆者はスマホのカメラで動画を撮ることが少なく、画質は評価しづらいのだが、両モデルの画質は互角という印象だ。

Reno7 Aで撮った動画。1080p/30fpsで撮影し、最大の6倍までズームアップさせてみた
Redmi Note 11 Proで撮った動画。1080p/30fpsで撮影。静止画が10倍までズームできたが、動画は6倍まで

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