MM総研は、8月25日に「5Gスマートフォンの導入実態・利用意向調査(2022年7月時点)」の結果を発表した。調査対象は15〜69歳の男女で、回答件数は4万21人。
スマートフォン利用者に聞いた5Gの認知度は94.2%で、スマートフォン利用者に占める5Gスマートフォン利用者は21.8%。端末購入時の重視点を聞いたところ、5Gスマートフォン利用者は「端末価格(実質価格や一括/分割などの販売方法/キャッシュバック)」が31.0%で、「端末が5Gに対応している」は19.4%にとどまった。
一方、4Gスマートフォンの利用者に5G対応スマートフォンを購入するとした際に重視する項目を聞いたところ、最も多かったのは「端末価格」で55.8%となった。5Gスマートフォン利用者は4Gスマートフォン利用者と比較して端末価格を重要視する割合が低く、端末メーカーのブランドや画面サイズなどを重視する傾向にある。
4Gスマートフォン利用者に今後の5Gスマートフォンの利用意向について聞いたところ「5G通信サービスの利用は考えていない」が46.8%で最多となった。利用検討者では「1年以内を予定」が15.8%、「2年以内」が11.0%、「3年以内」が8.4%、「4年以上先」が18.1%。3年以内の移行検討者を合算すると約 35%で、現時点で約65%が利用開始時期を具体的に検討していないことが分かった。検討していない理由について「端末」と「プラン」それぞれの観点から聞いたが、どちらも「現状で満足している」という回答が最も多くなった。
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