3G回線サービスや、それ以前の2G回線などを使用していたフィーチャーフォンと呼ばれる携帯電話たち。2022年3月には既にauが3Gサービスを終了しており、以降2024年1月のソフトバンク、2026年3月のドコモの3Gサービス終了に伴い、4Gサービスを使用していないケータイは姿を消す。
2010年代前半まではケータイといえばテンキーや十字キーがあるものが一般的だった
3Gまでのサービスを使用していたフィーチャーフォンは、独自の進化を遂げたガラパゴス島になぞらえて「ガラパゴスケータイ」(ガラケー)と呼ばれていた。これは通話機能が主機能だった一般的な携帯電話に加え、移動端末向けのデジタル放送「ワンセグ」の受信機能や現在でも使われる「おサイフケータイ」の搭載をはじめとした、さまざまな日本独自の機能が搭載されていたことが要因といわれる。
現在4Gサービスを使用しているガラケーの見た目をした携帯電話は、スマートフォンと同じAndroid OSをベースにしていることから、ガラケー+スマホで「ガラホ」とも呼ばれる。2021年12月にauが発売した「G'zOne TYPE-XX」はガラホだといえる。
ガラケーがガラケーと呼ばれた理由
- 実は誤解? 3G停波で“ケータイ”が終了するわけではない
ドコモ、au、ソフトバンクの3G停波が近づいています。停波するタイミングは、ドコモが2026年3月31日、auが2022年3月31日、ソフトバンクが2024年1月下旬を予定しています。3Gサービスが終了すると、従来型のケータイ(フィーチャーフォン)、いわゆる「ガラケー」が使えなくなる……といった報道をよく見ますが、ここには誤解が含まれています。
- いまだにガラケーからスマホに移行できない人たち その理由は?
周囲には、いまだにキャリアメールで連絡しなければならない人がいます。その理由は簡単で、相手がまだ「フィーチャーフォン(ガラケー)」を使っているからです。彼らはなぜスマホに移行できないのでしょうか?
- なぜ「ガラケー」がいまだに支持されるのか? 現役ユーザーに聞く
中古携帯を販売している携帯市場のガラケー専門店では、2018年のガラケーの販売台数や売り上げが、2017年から約5倍に伸びている。特にスマホやタブレットとの2台持ちが増えているそうだ。なぜいまだにガラケーが人気なのか。現役ユーザーに聞いた。
- 中古ガラケーが人気の理由
日本国内で、特有の進化を続けてきた従来型携帯電話(ガラケー)。そんなガラケーが、中古市場で人気を集めています。どんな人が購入しているのでしょうか?
- なぜいま“中古ガラケー専門店”なのか 携帯市場に聞く
携帯市場がガラケー(フィーチャーフォン)専門店をオープン。依然としてユーザーからの強いニーズがあり、ビジネスマンやシニア層を中心に売れているというガラケー。売れ筋の機種やサポートなどについても話を聞いた。
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