世界を変える5G

iPhone 14シリーズでは国内で「5G SA」が使えず ドコモとソフトバンクが明らかに

» 2022年09月21日 15時34分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 NTTドコモとソフトバンクは、スタンドアロン(SA)構成の5G通信サービスについて、iPhone 14シリーズでは動作しないことを明らかにした。

 Appleは公式ページで中国本土のiOS 14.5以降を搭載したiPhoneで5G SAが使える旨を明記しているが、NTドコモとソフトバンクによると、中国と日本で販売されているiPhone 14シリーズでは両社の5G SAサービスを使えないという。

ドコモ ソフトバンク 5G SA Appleの公式ページ

 従来から提供されているNSA(ノンスタンドアロン)方式の5Gサービスは、4G用のコア装置を用いており、4G基地局と5G基地局の電波を併用していた。迅速に5Gエリアを広げられることがメリットである反面、5Gの特徴のうち「超低遅延」「超多数接続」を生かせないという課題を抱えている。

 それに対して、SA方式は5G専用のコア装置(5GC)と5G基地局というシンプルな構成で、5Gの「超低遅延」「超多数接続」を生かせることから“真の5G”といわれている。SAならではの技術として、ネットワークを仮想的に分割し、サービスごとに特徴付けができる、ネットワークスライシングが導入できるようになる。

ドコモ ソフトバンク 5G SA SA構成のネットワークでは、5Gは独立したコア(加入者設備)を持っている(出典:NTTドコモ)

 NTTドコモが販売するスマートフォン向けの5G SAサービスは8月24日に始まった。対応するのは「AQUOS R7 SH-52C」「Galaxy S22 SC-51C」「Galaxy S22 Ultra SC-52C」「Xperia 1 IV SO-51C」の計4機種で、ソフトウェアを更新することで利用可能になる。

 ソフトバンクでは5月31日から、「Xperia 5 III(A103SO)」で5G SAが使えるようになったが、Android 12へのバージョンアップが必要になる。

 両キャリアともに対象の料金プランへの加入や、5G SAネットワークに対応するSIMカードの用意なども使用条件に含まれている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月14日 更新
  1. KDDIのpovo、「つながらない」に悩む楽天ユーザーを本気で救済開始か Xで意味深投稿 (2026年06月13日)
  2. シャープが「AQUOS」を中高価格帯へシフトする理由 メモリ高騰が直撃するエントリースマホの限界 (2026年06月13日)
  3. PayPayの誤送金トラブル、なぜ「強制キャンセル」できない? 広報に聞いた理由と自衛策 (2026年06月13日)
  4. DAZNのW杯「月額980円」表示に落とし穴 ユーザーを困惑させた2つの“ダークパターン”とは (2026年06月12日)
  5. スタバ長時間滞在、なぜ「一律ルール」設けない? “スマホでゲーム、PCで仕事も…広報見解は (2026年06月12日)
  6. ゲオの“今だけ”スマホ買い取り額UP、実はうそ? 消費者庁が厳しい目 (2026年06月12日)
  7. 「JALモバイル powered by ahamo」のお得度を検証 本家ahamoやIIJmio版とは何が違う? (2026年06月12日)
  8. 新エントリースマホ「arrows We3」発表 コンパクトな高耐久ボディーに5000mAhバッテリーや新カメラを搭載 (2026年06月11日)
  9. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  10. 追加料金なしで海外データ通信が使える快適さ そして外国で「シャッター音」を忘れて羽根を伸ばすスマホ (2026年06月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー