NTTドコモは10月6日、京セラ製の「キッズケータイ KY-41C」を発表。2023年2月以降に発売する。カラーはイエロー、ラベンダー、ブルーの3色で展開する。
大きな特徴は、カメラを新たに搭載したことと、「+メッセージ」に対応した点。家族など事前に登録した相手とのみ、+メッセージ経由で文字やスタンプを使用してやりとりをしたり、通話をしたりできる。子どもがアウトカメラ/インカメラ(ともに約500万画素)で撮影した画像を、+メッセージやBluetooth経由で親へ送信できる。
安心・安全に関しては、親が電話をかけても子どもが気付かない場合、親のスマートフォン(iOSとAndroidの専用アプリ)からキッズケータイを遠隔操作し、マナーモードを解除できるようにした。さらに、子どもの帰宅予定の時間帯を設定し、15分ごとにキッズケータイが自宅のWi-Fiネットワークを検索し、子どもの在宅を親に通知する機能も搭載する。
従来機種同様、ブザー用ストラップを搭載。これを引くか指でスライドスイッチを操作すると、約100dbの大音量で防犯ブザーが鳴り、防犯ライトが点滅する。その際、キッズケータイに登録された緊急連絡先へ発信できる。110番、119番、118番への緊急通報も可能となっている。
子どもの居場所をPCやスマートフォンから探せる「イマドコサーチ」(別途加入が必要)にも対応している。親が指定した見守り範囲から子どもが離れた場合、親のスマートフォンとキッズケータイに通知する「みまもりアラート」機能も搭載する。
なお、WebサイトやSNSへはアクセスできない仕様となっている。
ユニークな機能として、子どもの帰宅時にキッズケータイへ手を洗うように促すメッセージを送り、子どもが手を洗った場合には親へ通知が届く機能も搭載する。その他、曜日や時間帯によってマナーモードのオン/オフ/サイレント(バイブなし)を切り替えられる。
キッズケータイはこれまでFCNT(旧富士通コネクティッドテクノロジーズ)やシャープが製造を担ってきたが、KY-41Cでは京セラが製造を担当する。そのため、京セラが得意とする堅牢(けんろう)性もKY-41Cの特徴の1つとなっている。
ディスプレイは約3.4型のTFT液晶で、ガラスではなくアクリル素材を採用。IP68等級の防塵(じん)・防水にも対応している。
SIMはeSIMに対応。VoLTEには対応するが、WORLD WING(ドコモが提供する国際ローミングサービス)には非対応だ。外部接続端子はUSB Type-Cとなっている。
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