イオンモバイルを契約してみた 「お得度」や「通信品質」を徹底検証、手続きの注意点も(1/4 ページ)

» 2022年10月14日 10時00分 公開

 「イオンに買い物に行くと、イオンモバイルという携帯電話会社を目にする」。あるいは「イオンによく買い物に行く家族、両親からイオンモバイルのプランについて相談される」。こういった経験をされた方も多いのではないでしょうか?

 ドコモ、au、ソフトバンクなどMNOならびにY!mobile、UQ mobileなどのサブブランドの料金プランに比べると、月額料金が抑えられているMVNOのイオンモバイル。そして、一般的なMVNOやMNOのオンライン専用プランと異なり、実店舗での契約手続き、各種変更手続きも可能。まさにMNOとMVNOのいいとこどりのイオンモバイルですが、大々的に広告を目にする機会がないため、「イオンモバイルのことはよく分からない」といった声も聞きます。

 先日、筆者は国内のイオンモールにて、イオンモバイルを契約してきました。それを踏まえてこの記事では「テレビCMで目にするY!mobile、UQ mobileなどの料金プランと比べてイオンモバイルは何が違うのか?」「契約手続きの流れ」「電波のつながり具合」「イオンモバイルの注意点」「どういった人がイオンモバイルに向いているか?」についてまとめています。記事内の料金表記は全て税込みです。

 なお、記事内で解説している「契約手続きの流れ」の部分は、筆者がイオンモールの店舗で契約手続きをしてきて感じたことです。各地域・店舗でサービス内容は異なる部分もあるかと思いますが、参考にしてみてください。

イオンモバイルの料金プラン概要

 イオンモバイルとは、イオンリテールが2016年から提供しているMVNOサービス(格安SIM)です。イオンモバイルは自社の基地局を持っていないため、回線設備はドコモとauのものを借りており(正確にはMVNOの運営を支援しているMVNEのサービスを利用)、契約する際は、ドコモ回線かau回線かのどちらかを選べます。

 音声プランは0.5GBで803円、以降は1GBで858円、2GBで968円、といったように10GBまで1GB刻み、プラス110円でプラン選択できる「さいてきプラン」と、20GBで1958円、30GBで3058円、40GBで4158円、50GBで5258円の4つのデータ容量からプラン選択できる「さいてきプラン MORIMORI」の2つのプランがメインです。余ったデータ容量は翌月に繰り越すことも可能で、データ容量を家族(最大5人)でシェアして利用する「シェアプラン」も用意されています。各プランのデータ容量を超えた場合の最大通信速度は最大200kbpsです。

 なお、イオンモバイルではメールアドレスサービスには対応していません。現在、キャリアメールを使っていて、イオンモバイルへの乗り換え後でも、メールアドレスを使いたい場合は、乗り換え後に規定の期日内にメールアドレス持ち運びの手続きをする必要があります。

イオンモバイル 各プランの料金一覧
イオンモバイル 各シェアプランの料金一覧

 国内通話料は30秒につき11円。ドコモ回線とau回線ともに専用の通話アプリからの発信は不要であり、この通話料はMNOの30秒22円に比べると半額に抑えられています。国内通話のかけ放題サービスは3種類あり、月額550円の「イオンでんわ5分かけ放題」、月額935円の「イオンでんわ10分かけ放題」、そして24時間かけ放題、月額1650円の「イオンでんわフルかけ放題」の3種類です(au回線で、かけ放題サービスを利用する場合はイオンでんわアプリからの発信が必要)。

イオンモバイル 通話かけ放題の料金一覧

 イオンモバイルには60歳以上のシニアの方限定のサービスがいくつかあります。通信速度が最大500kbpsに抑えられている代わりに、さいてきプランよりも料金が安い「やさしいプラン」は、データ容量0.2GBで748円、3GBで858円、6GBで1188円、8GBで1408円から選べます。そして、かけ放題サービスに関しても、24時間かけ放題になるイオンでんわフルかけ放題が永続して440円割り引かれ、月額1210円で利用可能です。

イオンモバイル やさしいプランの料金一覧

実店舗があるY!mobile、UQ mobileとの料金プラン比較

 イオンモバイルと同様、実店舗での契約手続き・アフターサポートが受けられるY!mobile、UQ mobileとの違いを見てみましょう。イオンモバイルのプランはさいてきプラン、Y!mobileの料金プランは「シンプルS/M/L」、UQ mobileの料金プランは「くりこしプラン+5G(S/M/L)」とします。

 Y!mobile、UQ mobileの最低容量である3GBで見た場合、Y!mobileが月額2178円、UQ mobileが1628円、イオンモバイルが1078円。イオンモバイルのさいてきプランの最大容量10GBでも月額1848円になっており、Y!mobileの3GBプランよりも330円料金が安くなっています。Y!mobileとUQ mobileには用意されていない3GBから10GBまでのデータ容量も1GB刻みで選ぶことも可能です。

イオンモバイル 3社の料金比較
イオンモバイル データ容量15GB以上での料金比較

 ただしY!mobileとUQ mobileはそれぞれ「データ増量無料キャンペーン2」「増量オプションII 1年間無料キャンペーン」により、1年間は月額550円の追加料金なしでデータ容量が増量され、シンプルS・くりこしプランS+5Gで2GB分、シンプルM/L・くりこしプランM/L+5Gで5GB分増量されます。

 なお、国内通話料は、イオンモバイルが30秒につき11円に対し、Y!mobile、UQ mobile が30秒につき22円です。通話料を気にする方にとっても、イオンモバイルはお勧めできます

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月10日 更新
  1. 「iPhoneの調子が悪いです」の文言、なぜアイホンのFAQに? 実はAppleと深く関係 (2026年02月08日)
  2. 総務省有識者会議が「手のひら返し」な我が国への示唆――日本を国際標準から遅れさせたのは自らの愚策のせい (2026年02月08日)
  3. ソフトバンク、短期解約を繰り返す「ホッピングユーザー」を抑制 その理由は? (2026年02月09日)
  4. 「東京アプリ」で1.1万円分をゲット、お得な交換先はどこ? dポイント10%増量+楽天ペイ抽選が狙い目か (2026年02月05日)
  5. KDDI、楽天モバイルとの「ローミング重複エリア」を順次終了 松田社長が言及 (2026年02月06日)
  6. 楽天モバイル、1000万回線突破も残る「通信品質」の課題 5G SAの早期導入とKDDIローミング再延長が焦点に (2026年02月07日)
  7. Googleが台湾のPixel開発拠点を公開 「10 Pro Fold」ヒンジ開発の裏側、“7年サポート”を支える耐久テスト (2026年02月09日)
  8. 東京アプリ、PayPayがポイント交換先に追加される可能性は? 広報に確認した (2026年02月05日)
  9. 東京アプリ、PayPayとWAON POINTをポイント交換先に追加 交換時期は「決まり次第案内」 (2026年02月09日)
  10. 「小型iPhone SEを復活させて」──手放せない理由SNSで話題 どこが“ちょうどいい”と評価されるのか (2025年11月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年