LINEアカウントを簡単に引き継ぐ方法と、やってはいけないこと(1/2 ページ)

» 2022年11月23日 11時00分 公開

 スマートフォンの機種変更をするとき、LINEのデータ移行に不安を感じたことはありませんか? LINEはデータ移行を行うために準備をする必要があり、十分に準備ができていないと正しくデータが引き継げない場合があります。今回はLINEの引き継ぎ機能である「かんたん引き継ぎQRコード」と、引き継ぎ機能を使うために必要な準備を解説します。

LINE LINEの引き継ぎ機能を使うには、本人認証のためにLINEアカウントのユーザー情報の登録が必要。今までやりとりした過去のトーク履歴が消えてしまうことが心配な方は、トーク履歴のバックアップも取っておこう

まずは引き継げる/引き継げないデータを確認しよう

 LINEではアカウントの移行だけで、引き継げるデータと引き継げないデータがあります。「友だちリスト」「グループ」「自分のプロフィール情報」など、アカウントに設定しているデータは引き継ぐことができます。

 iPhoneからAndroidなど異なるOS間になると、「購入済みのLINEコイン残高」や「LINE Outのチャージ済みコールクレジット」が引き継げないデータがあるので注意が必要です。また、トーク履歴は直近14日間分と限定されます。同じOS間で移行かつ15日以上前のトーク履歴も保存しておきたい場合は、後述の「iPhone/Androidでトーク履歴のバックアップ」を参考にしてください。

LINELINE 引き継げるデータと引き継げないデータはLINE公式サイトに詳細が記載されている(「LINEあんぜん引き継ぎガイド|LINE」より)

引き継ぎ機能を使うためにユーザー情報を登録しておく

 アカウントを引き継ぐための方法はいくつか用意されていますが、電話番号、パスワード、メールアドレスを登録しておかなければ、本人確認が行えず使えない方法もあります。万が一に備えて、どの方法でもデータを引き継げるよう事前に必要な情報を登録しておきましょう。

LINELINE LINEの「設定」から「アカウント」を選択し、「基本情報」の「電話番号」「メールアドレス」「パスワード」を登録する(写真=左)。登録後、送られてきた認証番号を入力すると登録が完了する(写真=右)

iPhoneでトーク履歴のバックアップ

 トーク履歴とは、今までやりとりした過去のトーク内容や、送受信した写真などのデータです。これらを引き継ぐ準備をしなければ、これまでのやりとりが全て消えてしまい、誰とどんな会話をしていたのかが表示されなくなります。

 大事なトーク履歴を引き継ぐには、準備としてトーク履歴のバックアップが必要です。バックアップを取らないと15日以上前のトーク内容が消えてしまいます。iPhoneはiCloudにバックアップデータを残すので、iCloudの空き容量を十分に用意しておき、iPhoneの設定アプリからiCloudの「LINE」項目をオンにしましょう。また、LINEとiOSのバージョンは最新のものになっているか確認しておきましょう。

LINELINE LINEホームから設定をタップし、「トークのバックアップ」を選択する(写真=左)。「今すぐバックアップ」をタップし、復元に必要な6桁の数字で作成するPINコードを登録する(写真=右)

Androidでトーク履歴のバックアップ

 AndroidはGoogleドライブでトーク履歴のバックアップを取ります。復元に必要なPINコードを作成するまではiPhoneと同じ手順ですが、Androidは事前にGoogleアカウントを連携させなければいけません。Googleアカウントが連携されていない場合は、設定から「トークのバックアップ・復元」をタップし、「Googleアカウント」を選択すると、連携させたいGoogleアカウントが表示されます。

LINE Googleアカウントの連携は設定から「トークのバックアップ・復元」ページの「Googleアカウント」で確認
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