電池持ちが悪くなったらスマホ交換、月200円〜のサブスク「トリカエスマ保証」サービス開始

» 2022年12月09日 18時10分 公開
[石井徹,ITmedia]

 ニューズドテック(旧携帯市場)は、スマートフォンの「バッテリー劣化」を対象とした補償サービス「トリカエスマ保証」を開始した。

 「トリカエスマ保証」はバッテリーが劣化したスマートフォンを、バッテリー状態が良好な中古美品と交換できるサービス。大手キャリアのスマートフォンだけでなく、MVNOや家電量販店、通販サイト、中古販売店などで購入したスマホでも加入できる。

トリカエスマ保証 ニューズドテックは9日、「トリカエスマ保証」の提供を開始した

交換品のグレード別の2プランを提供

 トリカエスマ保証では、月額200円(税込み、以下同)の「ベーシックプラン」と月額500円の「プレミアムプラン」の2種類を提供する。交換品のスマホのグレードや手数料はプランによって異なる。

トリカエスマ保証 月額料金が異なるプランが提供される
トリカエスマ保証 トリカエスマ保証の交換品は中古スマホ。プランによって交換品のグレードが異なる

 月額200円のベーシックプランでは「最大バッテリー容量が80%以下になった場合」に交換を申請できる。「中古Cランク」相当でバッテリー残量80%以上の中古品に交換される。交換手数料は無料で、送料が750円かかる。

トリカエスマ保証 ベーシックプランで交換対象となるCランク相当のiPhone。側面に大きな傷がある

 月額500円のプレミアムプランでは、利用中のスマホの最大バッテリー容量に関わらず、「電池持ちが悪いと感じたときにいつでも」交換を申請できる。交換後のスマホは「中古Aランク」または「中古Bランク」相当で、最大バッテリー容量が90%以上となる。交換時の手数料は機種の中古価格に応じて3000円、6000円、または9000円となる。

トリカエスマ保証 プレミアムプランで交換対象となるBランク相当のGalaxyスマートフォン。折りたたみ部に多少のスレが見られる

 交換申請はサービス加入から3カ月後以降に行える。プレミアムプランでは、加入直後から交換できる有料オプションサービス(5500円)も提供される。

 対象機種はiPhone、Androidの約3000機種で、原則として「交換前と同じ機種」と交換される(色指定は不可)。サービスへの加入や交換申請はトリカエスマ補償の専用Webサイトから行う。加入時には機種の製造番号(IMEI)とクレジットカードの登録が必要。

 なお、トリカエスマ保証では故障や水没した製品の交換には対応しない。大きなひび割れがある場合など交換申請時の査定で交換不可となる。査定で交換不可となった場合、中古スマホの販売価格との差額の支払えば使い続けることができる。

トリカエスマ保証 トリカエスマ保証では故障品の交換はできない

大手キャリアの有料補償サービスの穴を埋める

 12月9日、「トリカエスマ保証」の発表会ではニューズドテックの粟津浜一社長が登壇。スマホの電池持ちに悩む人が増えている現状を紹介した。

 スマホのバッテリー劣化は、多くのユーザーにとって課題となっている。ニューズドテックの調査によると、50%が「バッテリーの劣化」を理由としてスマホを買い換えているという。

トリカエスマ保証 ニューズドテックの調査によると、バッテリー劣化が原因でスマホを買い換えた人は50%に上るという

 スマホで使われているリチウムイオン電池には、充電を繰り返すと最大容量が減少する性質がある。これがいわゆるバッテリーの劣化だ。

 バッテリー劣化の進み具合はスマホの使い方によっても変わる。例えば、充電中にスマホを使う「ながら充電」や、短時間で充電する「急速充電」はスマホのバッテリーの劣化を早める傾向がある。こうした使い方は、スマホを使う頻度が多い人ほどなじみがあるものだろう。

 また、スマホの性能向上が緩やかになり、1台のスマホを長く使えるようになったことも、バッテリー劣化を早める使い方の一因となっている。

 一方で、大手キャリアの有料補償サービスでは、「電池持ち」を理由とした交換を受け付けていない場合がある。例えばNTTドコモのsmartあんしん補償やケータイ補償サービスでは、バッテリー劣化は対象外とされている。auの「補償紛失サポート」やソフトバンクの「あんしん保証パックネクスト」など、バッテリー交換修理の費用をカバーするサービスもあるが、預かり修理となる場合が多く、配送交換サービスほど気軽には申し込めない。

 こうした背景を踏まえて、ニューズドテックは「トリカエスマ保証」のサービスを開発した。「どこで買っても、どんな端末でも、考えずに交換できて、安い」というサービスを目指したという。

トリカエスマ保証 ニューズドテックの粟津浜一社長
トリカエスマ保証 トリカエスマ保証のコンセプト

 サービス提供元のニューズドテックは、中古スマホの販売・買い取りサービスを運営しており、交換品のスマホは中古スマホの在庫から提供される。同社にとっては「トリカエスマ保証」の提供を通じてスマホを販売しつつ、新たな在庫のスマホの仕入れを行える仕組みとなっている。

 ニューズドテックは「トリカエスマ保証」の加入者を2022年5月までに5万人とするという販売目標を掲げる。当初は自社Webサイトのみでの提供となるが、将来的には中古スマホ販売店や量販店、キャリアショップでの店頭展開も目指すという。

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