KDDIとKDDI総合研究所は、心房細動の早期発見を目指す実証研究を実施中。12月28日から1000人規模の参加者募集を開始した。
Apple Watchでは、2021年1月に日本で医療機器として承認されたプログラムを用い、心電図や不規則な心拍の測定が可能。これにより、心疾患患者に発生しやすい傾向がある心房細動の兆候を検知できるという。
KDDIとKDDI総合研究所は心房細動の早期発見と治療を目指し、健康アプリ「ポケットヘルスケア」とApple Watchを組み合わせたフェーズ1の実証研究を実施。心房細動が検出された場合は医者がアプリ上で確認できるようにし、心房細動が検出された参加者がアプリから提携先の医療機関のオンライン診療を申し込める導線も構築した。
対象の412人がポケットヘルスケアのインストールと定期的な心電図の測定を行った結果、20人の参加者から心房細動を検出。うち5人がオンライン診療を受診した。
フェーズ2ではこの成果を踏まえ、1000人規模の参加者を公募。アプリへ心電図計測を促す定期アラーム機能と追加アラーム機能、心電図計測を含む日々の健康活動に基づいてポイントを提供するインセンティブ機能を追加。2021年度に引き続き、提携先医療機関などからの協力を得て心房細動に関する情報やオンライン診療の提供を行う。参加受付は本実証の概要ページから受付中で、実施期間は2023年2月28日まで。
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