FCNT(旧富士通コネクテッドテクノロジーズ)が、らくらくスマートフォンやarrows向けの会員サービス「La Member’s(ラ・メンバーズ)」を2月24日から提供する。スマートフォンの基本操作を解説した動画や役立ち情報、毎日の歩数や記事の閲覧などでためられるポイントを提供する。
2月24日に開催した発表会で、同社スマートフォンの近況や新サービスの詳細が明かされた。FCNT執行役員プロダクト&サービス事業本部長の櫛笥(くしげ)直英氏によれば、「arrows Weはエントリークラススマートフォンの新定番となりつつあり、10周年を迎えたらくらくシリーズは累計3700万台、その中でもらくらくスマートフォンは累計で770万台(2022年1月末時点)を突破した」という。
スマートフォン教室や訪問型教室に率先して取り組んできており、これまでに7.8万人が受講している。さらに、「スマートフォンを購入したけど使い方が分からない」「家族に言われてLINEは登録したものの、どうしたらいいのか……」といった悩みの解決に向け、個人レッスン形式で丁寧に学べる「らくらくコンシェルジュ」も2021年9月に開始した。
これらのサービスは、デジタル化社会を見据えて提供してきたものだ。それと同時に、デジタル機器を日頃から使用しない人々と、使いこなす人々との間に格差、いわゆる“デジタルデバイド”が生じており、これらの解決策も求められている。
そこで、単に端末提供だけでは終わらず、ユーザーとの接点をあらゆる形で持ち続けるために、「一人一人に最適化したスマートフォンの使い方や、ライフスタイル、デジタルに触れるきっかけと体験を継続的に提案しながら、ユーザーに寄り添い、バリュージャーニー型の価値提供へとシフトする」(櫛笥氏)ことを目指す。
つまり、会社が製品やサービスをユーザーに売るだけでなく、ユーザーの体験を会社が次の製品やサービスの開発に生かすということだ。
その実現に向けた第一歩として開始するのが、La Member’s(ラ・メンバーズ)だ。
これまで培ってきたスマートフォンを通じたサービスの知識やノウハウを、La Member’s(ラ・メンバーズ)に結集させる。「楽しさ」を心地よい語感の響きで伝えるLa(ラ)と、「会員一人一人のための」という思いを込めたMember’sから名付けた。
下記4つのサービスメニューには、スマートフォンを使いこなすためのヒントや、さまざまな会員特典が含まれる。
さらに、モチベーションの維持やさらなる利用の広がりへのアシストとして、独自ポイントの「La POINT」を用意する。ためたLa POINTはFCNTサービスでの利用に加え、商品やdポイントなどにも交換でき、利用範囲は今後も順次拡大していくとしている。
La Member’sはドコモの「らくらくスマートフォン F-52B」とドコモ、au、ソフトバンクの「arrows We」にプリインストールされているが、既存のらくらくスマートフォンとarrowsのユーザーも対象となる。まずは2021年冬モデルの機種を対象とし、今後も順次拡大していくとのことだ。
「サービス開始時はまずスマホを通して楽しくお得な体験に出会えるというところから始めます。歩くだけでポイントがたまったり、読むだけでポイントがたまったりと健康活動や学びの励みになるよう、日々の活動でラポイントがたまります」(正能氏)
La Member’s開始時に2つの会員特典キャンペーンを実施する。
1つは、ラポイントプレゼントキャンペーン。本日発売のらくらくスマートフォンF-52BからLa Member’sに登録した会員、先着1万人に500ポイント相当のdポイントに交換できるLa POINTをプレゼントする。
もう1つは、ティーガイアの「みんなの暮らしラボ」サービスと連携した内容。ワンコイン映画チケットキャンペーンとして、La Member’sの中から抽選で2500人に映画チケット1800円相当が500円で購入できるキャンペーンを行う。
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