らくスマ/arrows向け会員サービスが登場 健康寿命の延伸を目指す取り組みも(2/2 ページ)

» 2022年02月25日 10時07分 公開
前のページへ 1|2       

ウェルビーイングの実現に向けた取り組み

 また、櫛笥氏は「人生100年時代」を見据えたウェルビーイングの実現に向けて、健康寿命の延伸に向け、新たな取り組みを始めていることも明らかにした。具体的には以下の3つだ。

  • 筋肉の低下 → 歩数と健康管理、ララしあコネクト
  • 人同士のつながりが減少 → シニアSNS「らくらくコミュニティ」
  • 認知機能の低下 → のうKNOW(ノウノウ)
rakuraku この3要素に対してのアプローチを櫛笥氏が説明した

 このうちの3つ目となる「のうKNOW(ノウノウ)」は、エーザイが開発したアプリで、ブレインパフォーマンス(脳の健康度)を定期的にセルフチェックできるデジタルツールだ。

 厚生労働省による2016年度の国民生活基礎調査の結果では、介護が必要となった主な原因として「認知症」が挙げられている。総合研究報告書「都市部における認知症有病率と認知症の生活機能障害への対応」(2011〜2012年度)によれば、2025年には高齢者の5人に1人が認知症となる可能性があるとのこと。

rakuraku エーザイ執行役の内藤景介氏は、データを交えて認知症患者の多さを強調する

 さらに、エーザイが40〜70歳の男女を対象に行った調査の中で、およそ9割の人が認知機能をチェックしていないことが判明。1年に1回、できれば1年に4回以上のチェックが理想的だといわれている。そこで、手元のスマートフォンで手軽に認知機能をチェックできるよう、同アプリを開発した。

rakuraku 認知機能をチェックした経験を持つ人が約1割を下回る

 なお、のうKNOWは病の予防や診断を目的としたものではなく、あくまで健康意識を高めるための使用を目的としており、トランプテストで脳の反応速度、注意力、視覚学習および記憶力を評価する4つのテストが行えるようになっている。

 結果画面には、「記憶する」「考える」「判断する」などのブレインパフォーマンスを定量化した指標(「ブレインパフォーマンスインデックス(BPI)」)と、生活習慣においてブレインパフォーマンスを維持するためのアドバイスが表示される。これらは合計でも約15分でチェックが終わるため、「定期的なセルフチェックにつながる」とエーザイはアピールする。

 両者は認知症との共生と予防に向け、2021年11月30日に業務提携契約を締結しており、エーザイの持つ認知症領域のノウハウ、それにFCNTが抱えるサービスの会員情報に基づいた新たなサービスの開発を目指す。その第1段階として、のうKNOWをらくらくスマートフォン F-52Bにプリインストールしており、同機種のユーザーは年4回までの無償利用が可能だ。

rakuraku らくらくスマートフォン F-52B

 両者は今後、認知症予防に向けたソリューション開発に加え、他社・他産業との共創によるエコシステムの構築を目指すとしている。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月27日 更新
  1. 3社そろい踏みの「Starlink Direct」 料金で仕掛けるドコモとソフトバンク、先行するKDDIは“サービス”で差別化 (2026年04月25日)
  2. スマホの「残価設定」にメス? 総務省がルール統一を検討も、Appleは「不当な扱い」と猛反発 (2026年04月25日)
  3. 楽天モバイル、ルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」の販売を一時停止 理由は? (2026年04月24日)
  4. ダイソーで1100円の「USB充電器(PD20W)」は、きちんと20Wで充電できるのか? (2026年04月26日)
  5. Xiaomiの前に、中国スマホの“雄”だったMeizu、またしてもピンチ (2026年04月26日)
  6. ダイソーの1100円「シースルーイヤフォン」に一目ぼれ “音質と個体差”に目をつむれば「あり」な選択肢 (2026年04月23日)
  7. 1.72型ディスプレイ搭載スマートバンド「Xiaomi Smart Band 10」、高精度の睡眠モニタリングも可能 (2026年04月25日)
  8. 携帯電話のホッピング問題、「6カ月以内の継続利用を認める」方向で決着か 2026年夏に結論 (2026年04月23日)
  9. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  10. 「Pixel 10a」と「Pixel 10」どちらを選ぶ? 実機比較で分かった「約5万円差の価値」と「明確な違い」 (2026年04月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年