バッテリー持ちのよいスマホが増えてきたとはいえ、仕事帰りにバッテリー切れとならないよう、できるだけ電力消費は抑えておきたいところ。機種によってはワンタップで節電モードにする機能を備えているものもあります。
アプリの利用頻度から、使っていないアプリのバッテリー消費量を抑える機能もAndroidスマホにはあります。それが「自動調整バッテリー」です。これをオンにしておけば、アプリの利用状況を自動調整バッテリーが学習し、あまり使っていないアプリではバッテリーの消費を制限してくれるようになります。
とはいえ、GmailやLINE、Messengerといったアプリをその学習対象にしてしまうと、いざというときに「通知が届かない」ということになってしまうかもしれません。緊急性の高いものに関してはバッテリー使用の「制限なし」に変更しておきましょう。
「ネットで面白そうなゲームを見つけた」「便利そうなツールを見つけた」けど、リンク先からしかダウンロードできない――そのような場合、Google Playを経由しないでアプリをインストールしたくなる誘惑に駆られることでしょう。
しかし、Google Playという正規のアプリストア以外からインストールしたアプリには、悪意のあるマルウェアなどが仕込まれていることがあります。それにより、スマホに保存してある個人情報ばかりか、クラウド上にある過去の写真、各種SNSへのログイン情報、お金に関係した情報なども流出してしまうかもしれません。
アプリのβ版を試す必要のある人以外では、「提供元不明のアプリ」(Android 8.0未満)または「不明なアプリ」(Android 8.0以上)をインストールできないように設定しておきましょう。特に、年配の両親や、遊び半分でリンクをクリックしがちな子どもに持たせる端末では、必ずチェックしておきたいところです。
提供元不明のアプリまたは不明なアプリをインストールしないようにするには、「設定」→「アプリ」→「特別なアプリアクセス」→「不明なアプリのインストール」へと進みます。アプリ提供元リストが表示されるので、全て「許可しない」になっているかどうかを確認しましょう。
AndroidスマホはiPhoneに比べて自由度が高い分、セキュリティ上の攻撃を受けやすい傾向にあります。普段からOSやセキュリティ機能のアップデート情報をチェックして、アップデートを実施しておくなど自衛策を取っておきたいところです。
また、電力や通信量の消費を抑制する方法もありますので、ぜひそれらを活用し、快適なモバイルライフを送ってください。
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