Androidスマホをより安全に使うために、やってはいけない6つのこと(3/3 ページ)

» 2023年01月04日 10時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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バッテリー使用量の管理をデフォルトのままにしておかない

 バッテリー持ちのよいスマホが増えてきたとはいえ、仕事帰りにバッテリー切れとならないよう、できるだけ電力消費は抑えておきたいところ。機種によってはワンタップで節電モードにする機能を備えているものもあります。

Androidスマホでやってはいけないこと AQUOS sense5Gには「長エネスイッチ」が(画像左)、Galaxy Z Fold3 5Gには「省電力モード」が(画像右)ありました

 アプリの利用頻度から、使っていないアプリのバッテリー消費量を抑える機能もAndroidスマホにはあります。それが「自動調整バッテリー」です。これをオンにしておけば、アプリの利用状況を自動調整バッテリーが学習し、あまり使っていないアプリではバッテリーの消費を制限してくれるようになります。

Androidスマホでやってはいけないこと 「設定」→「バッテリー」→「自動調整バッテリー」へと進むと、設定できます

 とはいえ、GmailやLINE、Messengerといったアプリをその学習対象にしてしまうと、いざというときに「通知が届かない」ということになってしまうかもしれません。緊急性の高いものに関してはバッテリー使用の「制限なし」に変更しておきましょう。

Androidスマホでやってはいけないこと 各アプリのバッテリー消費に関係した設定は「設定」→「アプリ」から行います
Androidスマホでやってはいけないこと アプリ数が多い場合は、検索機能を使いましょう
Androidスマホでやってはいけないこと なお、+メッセージや緊急速報メール、セキュリティに関係したものなどでは、「制限なし」から変えられません

提供元不明なアプリ/不明なアプリをインストールしてはいけない

 「ネットで面白そうなゲームを見つけた」「便利そうなツールを見つけた」けど、リンク先からしかダウンロードできない――そのような場合、Google Playを経由しないでアプリをインストールしたくなる誘惑に駆られることでしょう。

 しかし、Google Playという正規のアプリストア以外からインストールしたアプリには、悪意のあるマルウェアなどが仕込まれていることがあります。それにより、スマホに保存してある個人情報ばかりか、クラウド上にある過去の写真、各種SNSへのログイン情報、お金に関係した情報なども流出してしまうかもしれません。

 アプリのβ版を試す必要のある人以外では、「提供元不明のアプリ」(Android 8.0未満)または「不明なアプリ」(Android 8.0以上)をインストールできないように設定しておきましょう。特に、年配の両親や、遊び半分でリンクをクリックしがちな子どもに持たせる端末では、必ずチェックしておきたいところです。

 提供元不明のアプリまたは不明なアプリをインストールしないようにするには、「設定」→「アプリ」→「特別なアプリアクセス」→「不明なアプリのインストール」へと進みます。アプリ提供元リストが表示されるので、全て「許可しない」になっているかどうかを確認しましょう。

Androidスマホでやってはいけないこと Google Play経由以外のアプリをインストールできないようにする、もしくはそのようになっているかチェックするには「不明なアプリのインストール」設定から行います
Androidスマホでやってはいけないこと Galaxyでは、「設定」→「アプリ」内のオプションから「特別なアクセス」→「不明なアプリをインストール」と進みます

 AndroidスマホはiPhoneに比べて自由度が高い分、セキュリティ上の攻撃を受けやすい傾向にあります。普段からOSやセキュリティ機能のアップデート情報をチェックして、アップデートを実施しておくなど自衛策を取っておきたいところです。

 また、電力や通信量の消費を抑制する方法もありますので、ぜひそれらを活用し、快適なモバイルライフを送ってください。

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