「Twitter Blue」を使って考えた“月額980円の価値” 普及のカギを握るのは携帯キャリア?石野純也のMobile Eye(1/3 ページ)

» 2023年01月14日 09時00分 公開
[石野純也ITmedia]

 Twitterの有料サービス「Twitter Blue」が、1月11日に日本で導入された。同サービスは、月額980円/1380円(iOSのApp Storeを経由した場合)。一部の新機能を先行で利用できるようになる他、タイムラインに表示される広告が半減したり、アイコンを変更できたりといったメリットがある。Twitter Blueは、米国やオーストラリアで先行導入されていたサービスだが、起業家のイーロン・マスク氏が同社を買収して以降、世界展開を急ぐことが明かされていた。日本での導入は、その一環と見ていいだろう。

 そんなTwitter Blueで、Twitterの使い勝手はどのように変わるのか。同サービスを2009年からおよそ14年弱の間、(無料で)使い続けてきた筆者も、サービスイン初日に契約してみた。その方法や、Twitter Blueならではの新機能を紹介しつつ、同サービスの今後を考えてみた。

Twitter Blue 1月11日に、日本でTwitter Blueのサービスが始まった

Twitter Blueへの申し込みは簡単 ブラウザ版とiOS版で料金が異なるので要注意

 1月11日の昼ごろ、いつものようにブラウザを開いてTwitterにアクセスしたところ、サイドバーの見慣れない文字が目に飛び込んできた。「Twitter Blue」だ。マスク氏が推し進めるリストラの一環で広報部員が軒並み日本法人を去ってしまったためプレスリリースのようなものは届いていないが、タイムラインを見る限り、他のユーザーも使えているようだ。発表はないが、正式なリリースと見ていいだろう。筆者も、すぐにWebから申し込んでみた。

 手順は簡単で、画面左に表示された「Twitter Blue」をクリックして、クレジットカード情報を入力し、「申し込み」のボタンを押すだけだ。料金は月額980円(税込み、以下同)。毎月、入会した日に次の支払いが発生する。途中で解約しても、いきなり利用できなくなるわけではなく、翌月の更新日まで有効のまま。1カ月分の有効期限を自動更新で購入していくという考え方が採用されている。こうした仕組みは、App StoreやPlayストアのサブスクリプションに近い。

Twitter Blue
Twitter Blue ブラウザ版は、画面左のTwitter Blueをクリックして、クレジットカード情報を入力する。手続きは簡単だ

 決済には米Stripeのプラットフォームが利用されている。解約したい場合や、領収書が欲しい場合は、Web版の場合、画面左の「もっと見る」をクリックした後、「Twitter Blue」→「設定」→「サブスクリプションを管理」→「現在のサブスクリプションを管理する」と進んでいくと、Stripeのページが表示される。ここで「プランをキャンセル」を選ぶと解約できる他、クレジットカードを変更したり、「インボイスの履歴」から領収書をダウンロードしたりすることが可能だ。

Twitter Blue 決済の管理はStripeのプラットフォーム上で行う。解約や領収書の発行が可能

 ここまでの手順はPCを使ったブラウザ版の話だが、Twitter BlueはiOSにも対応している。iOSの場合、アプリからの申し込みにはApp Storeの月額課金機能を利用する形になる。ただし、このときの料金はブラウザからの申し込みより高い1380円。TwitterからAppleに支払う手数料の30%分が上乗せされている格好だ。厳密にいえば、Appleは2021年に1年以上経過したサブスクリプションの手数料を従来の30%から15%に値下げしているが、Twitter Blueの料金には反映されていない。

Twitter Blue iOSアプリ版はApp Storeのサブスクリプション機能を利用する。“Apple税”とも揶揄(やゆ)されることのある手数料が上乗せされているため、ブラウザ版より料金は高い

 サービス内容はどちらから申し込んでも同じため、クレジットカードを持っている場合は、ブラウザ経由がお勧めだ。クレジットカードを所有しておらず、Apple Gift Card経由で現金払いしたいというようなケースを除けば、わざわざ高い方を選ぶ理由はない。ただし、ブラウザで申し込んだ場合、iOSアプリからStripeのページを開くことができない。課金機能は、プラットフォームごとに分けられているというわけだ。

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