MMD研究所は、1月17日に「移動におけるサービス(MaaS)に関する調査」の結果を発表した。対象は18歳〜69歳の男女1万人で、調査期間は2022年12月5日〜12月7日。
対象に「MaaS」の言葉の認知を聞いたところ、認知(「内容まで理解している」と「内容まではよくわからないが言葉は聞いたことがある」の合算割合)は18.3%となり、内容理解は5.9%。年代別で見ると、認知は20代が24.9%、10代が23.8%、30代が22.0%となり、MaaS関連サービスの認知、利用経験、月1回以上の利用の上位はともに「マップ・ナビゲーション」「タクシー配車アプリ」「カーシェア」となった。
「メリットを感じている」と回答したのは、シェアパーキングと相乗りサービスが94.3%、シェアサイクルが93.6%、カーシェアが91.3%。具体的なメリットについて、マップ・ナビゲーションは「鉄道やバスの乗り換えがスムーズになった」、タクシー配車アプリは「思い立った時にすぐ予約できた」、カーシェアとシェアサイクルは「行動範囲が広がった」、シェアパーキングは「時短につながった」、相乗りサービスは「交通費が安くなった」がそれぞれ最多となった。
各MaaS関連サービス未利用者が「今後利用してみたい」と回答したのは、タクシー配車アプリが25.2%、マップ・ナビゲーションが24.2%、シェアサイクルが19.7%。利用意向がないユーザーが「きっかけがあれば利用する」と回答したのは、タクシー配車アプが27.6%、シェアサイクルが26.8%、相乗りサービスが26.7%となった。
「どんなきっかけがあればMaaS関連サービスを利用しようと思う?」について、マップ・ナビゲーションは「アプリやサービスが使いやすい」、タクシー配車アプリ、カーシェア、シェアサイクル、シェアパーキング、相乗りサービスは「公共交通機関を使うよりも料金が安い」がそれぞれ最多(シェアサイクルは「乗り捨てできる」が同率で最多)となった。
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