「近頃、細かい文字が見えにくくなったなぁ……」そう感じることはありませんか。幸い、最近ではディスプレイの大きなものが主流になりつつあるので、スマホの持つポテンシャルを犠牲にすることなく、無理なく使えていることでしょう。
でも、無理が生じるようになったら……? 目への負担を減らすためにも、見やすい設定に変えたいものです。今回は、Androidスマホで文字を大きく表示するいくつかの方法を紹介します。
使用したのはシャープAQUOS R7(Android 12)、変更前のフォントサイズは「デフォルト」です。
Androidスマホで文字を大きく表示するなどして視認性を高める方法はいくつかありますが、文字サイズを小さくする必要がなく、いつでも見やすいサイズに固定するのであれば、「設定」の「ユーザー補助」を利用します。
視認性をさらに上げるには、「テキストを太字にする」をオンにします。
文字サイズだけでなく、ホーム画面に並ぶアイコンや、クイック設定パネル、ブラウザ内の写真などの表示も大きくしたい場合は、「表示サイズ」の設定も行います。
なお、アプリによっては、再起動させないとフォントサイズや表示サイズの設定が反映されないことがあります。
また、同じAndroidスマホのユーザー補助機能でも、Galaxyでは「テキストと表示」ではなく「視認性向上」など別の機能名が使われていることもあります。
Galaxyでは、設定1つでフォントも表示も設定する「表示モード」、文字サイズのみを変更する「文字サイズとフォントスタイル」があります。なお、「拡大して表示」アイコンによる拡大設定は2段階まで行えます目が疲れたときや、暗くなってきた時間帯などで、一時的に見づらくなり、文字を拡大表示させたいという場合もあることでしょう。
そのようなときに便利なのが「拡大」ショートカットです。これを使えばルーペを使っているかのように、見たいところを拡大表示させることができます。
「拡大ショートカット」をオンにすると画面にルーペのような形をした拡大ショートカットボタンがフロート表示され、「ユーザー補助機能ボタンで開く」というアドバイスがポップアップ表示されるので「OK」をタップします
「拡大の種類」をタップすると、拡大方法の選択画面が表示されます。都度切り替えのできる「画面全体と画面の一部を切り替える」がデフォルトで選択されているので、使ってみてからどちらかに固定するのがいいかもしれません
拡大ショートカットボタンをタップします。「画面全体を拡大」では、画面全体がオレンジ色の枠で囲まれています。見たい箇所への横移動は、2本指でのドラッグ操作で行います。なお、縦に移動したい場合は通常のスクロール操作をします
「画面の一部を拡大」では、ルーペで一箇所を拡大しているような表示になります。拡大表示中のものがオレンジ色の枠で囲まれます。見たい箇所へ移動するには左下のハンドルをドラッグするか、枠内を2本指でドラッグします。こちらも、縦に移動したい場合は通常のスクロール操作をします目が悪くなったからといって、「かんたんスマホ」に即座に切り替えなくても、見やすくなる設定にすることで、今使っているスマホを延命させられます。せっかく手に入れたスマホ。設定を見直して、長く愛用していきたいですね。
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