OCN モバイル ONEとahamoはドコモで使っていた端末をSIMロック解除不要でそのまま使えます。しかし、ドコモで2021年8月27日以降に発売された機種(iPhoneはiPhone 13シリーズ以降)ならそもそもSIMロックはかかっていません。iPhoneは全キャリアのバンドにも対応しているので基本的に他社でも使えますし、Androidスマホも一部の機種は他社のバンドに対応しています。他社でも使える端末をお持ちなら、OCN モバイル ONEとahamo以外にも乗り換え先の選択肢が広がります。
ドコモと同じレベルの店舗サポートが必要な人は、Y!mobileとUQ mobileがオススメです。通常料金はドコモより安く、家族割や光回線とのセット割を適用すれば月3GBのプランが月額990円で使えます。なお、UQ mobileでは6月1日から新料金プランを提供します。中でも「コミコミプラン」は月額3278円で20GBのデータ通信と10分かけ放題を利用できるのでお得です。
どちらも1日中通信速度が速く、余ったデータの繰り越しも可能です。安い料金で大手キャリアと同じ品質のサービスが受けられるので、初めて格安SIMを契約する人に最もオススメのキャリアです。筆者も格安SIMデビューはY!mobileでした。
データ使用量が月10GB〜20GBの人は、ahamoに加えてLINEMOも検討しましょう。LINEMOの月20GB使えるスマホプランは月額2728円と、ahamoの月額2970円より安いです。5分かけ放題は付いていないものの、通話が少ない場合はLINEMOの方がお得かもしれません。「LINEギガフリー」によりLINEアプリによるデータ使用量はカウントされないので、LINEのビデオ通話が多い人にもオススメです。契約時のキャンペーンも豪華なので、契約前には公式サイトのキャンペーン情報を確認しましょう。
ahamoはオプションを追加しても最大100GBまでしか使えません。月100GB以上データ通信する人は楽天モバイルも検討しましょう。
楽天モバイルは月のデータ使用量に応じて料金が決まる従量課金制のプランで、20GB以上はどれだけ使っても月額3278円です。通信品質はドコモより劣るものの、とにかく安くたくさんデータ通信したい人は料金面のメリットが上回るでしょう。通信品質が不安な人は、他社のSIMと併用するのもオススメです。
さらに、アプリ「Rakuten Link」を使えば国内通話が無料でかけ放題です。ドコモのかけ放題オプションは月額1870円なのに対し、楽天モバイルは3GB+かけ放題で月額1078円なので、ドコモでかけ放題オプションを追加するより楽天モバイルを追加契約する方が合計支払額を抑えられます。
以上、ドコモからの乗り換えにオススメのキャリアの紹介でした。本記事を参考に、毎月のデータ使用量や店舗サポートの要否に応じて自身にピッタリのキャリアを見つけてください。なお、ドコモで使っていた端末を乗り換え先でも使う場合には、各キャリアの動作確認端末一覧を必ず確認してくださいね。
シムラボ
「シムラボ」は、スマホ料金や端末に関するお役立ち情報を発信する個人サイトです。Y!mobileに乗り換えたことをきっかけに格安SIMのよさに気付き、今では主要な格安SIMは全て契約してレビューしています。モットーは「自分に合うものを、より安く」。
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