新年度を迎え、新たにスマホを契約する人や乗り換えを検討中の人も多いでしょう。格安SIMは料金の安さがメリットですが、通信速度が遅いキャリアもありますし、同じキャリアでも選ぶ回線によって速度が異なります。2月、3月に続き、4月も格安SIMの9サービスについて、実際の通信速度を測定しました。
※前回の測定結果はこちら→格安SIM主要9サービスの通信速度を測定【2023年3月】:2月より遅くなったサービスも
今回も以下の方法で格安SIMの速度を測定しました。
ドコモ回線の格安SIMにはXperia XZ1 SO-01K、au回線にはXperia XZ1 SOV36、ソフトバンク回線にはXperia XZ1 701SOを用いています(一部対象外あり)。測定したのは4Gのデータ通信速度です。
なお、通信速度は測定タイミングや測定したエリア、環境などによって大きく変動します。あくまで参考としてお読みください。
まずはahamo(アハモ)の通信速度です。最も回線が混雑する昼12時30分でも全ての測定日で100Mbps以上出ており、非常に速いです。
ahamoは月20GBのデータ通信容量に5分以内の国内通話かけ放題が付いて月額2970円(税込み、以下同)です。大盛りオプションを追加すれば月額4950円で100GBまで使えます。ドコモと同じ品質のデータ通信が安い料金で使えるので、現在ドコモを契約中の人はahamoへの乗り換えも検討しましょう。
LINEMO(ラインモ)も速いです。常時100Mbpsを超えていた3月よりは遅くなりましたが、それでも十分な速度が出ています。1日中快適に使えるでしょう。
LINEMOには2つのプランがあり、月3GBのミニプランは月額990円、月20GBのスマホプランは月額2728円です。ミニプランは6カ月間実質無料で使えるキャンペーンを長らく実施中ですが、最近はスマホプランもキャンペーンを頻繁に実施しており、お得に契約できます。
→・LINEMOをオススメできる人、できない人【2023年1月】:毎月3GBで十分という人は1月中に申し込むべし
povo2.0も速いです。こちらも3月よりやや遅くなりましたが、回線が混雑する昼も平均80Mbps以上出ており、1日中快適な速度が出ています。
povo2.0はauと同じ品質でデータ通信ができます。これまでデータ容量を都度トッピングするのが少々面倒でしたが、4月11日からオートチャージ機能の提供が始まりました。オートチャージを設定しておけばデータ容量がなくなると指定容量が自動でトッピングされるため、これまでより楽に容量を管理できます。
今回の測定で最も速いキャリアはY!mobile(ワイモバイル)でした。前回に続いて2カ月連続のトップです。全体的な速度は3月よりやや低下しましたが、それでも大半が100Mbpsを超えています。
Y!mobileは全国の店舗で充実したサポートが受けられるのがメリットです。4月からは「店頭スマホサポート定額」が開始され、加入者はスマホの定期点検や、通常は有料のサポートメニューが定額で受けられます。
UQ mobile(UQモバイル)の通信速度も1日中速いです。どの時間も平均50〜60Mbps前後で、povo2.0と同じくらいの速度ですね。こちらも1日中安心して使えるでしょう。
UQ mobileも全国の店舗でサポートが受けられるため、格安SIMのデビューにも最適です。現在は18歳以下とその家族がお得な「UQ親子応援割」に加え、22歳以下なら対象端末が最大11000円割引されるキャンペーンも実施中で、お子様や学生もお得に契約できます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.