iOS 17では電話、FaceTime、メッセージなどのコミュニケーション機能が大きく進化しますが、もう1つ、小さそうで大きな変化といえるのが「Siri」の呼び出し方法です。Siriはこれまで「Hey Siri」と言って呼び出していましたが、iOS 17では「Hey」を付けず「Siri」だけでも呼び出せるようになります。
人前で「Hey」と呼ぶことに抵抗がある人には朗報でしょう。「Siri、○○さんにメッセージを送って」「Siri、7時にアラームをセットして」など、名前を呼ぶだけで質問やお願いごとができるので、より自然にSiriと付き合えそうです。
Twitterでは、「HeyがこっぱずかしかったのでSiriで起動するのはいいですね」と好意的な反応がある一方で、「誤反応しそう」という声も挙がっています。「『シリウス』とか『シリンダー』とか『知り合い』とか『利尻昆布』とか『にんじんしりしり』とかに誤反応して予期せぬ反応する未来が目に浮かぶ」「おしり シリカゲル シリーズ シリアル 物知り 知り合い これ全部誤爆しそうだけど大丈夫か?」など。
「○○しり」「しり○○」といった単語だけでSiriだと認識すると、誤反応が多発しそうなので、直前で何も言葉を発していないことや、「しり」と発した後のフレーズから「Siriに話しかけている」と判断するのではないかと思います。
なお、iOS 17では一度Siriを起動すると、複数のコマンドを連続して伝えられるようになります。このように利便性が向上したSiriですが、対話型AIとの連携やAI関連の新機能は、WWDC23では発表されませんでした。こちらのアップデートについても期待したいところです。
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