ソニーとQualcommはスマートフォン分野での協業を延長し、スマホ業界の発展を推進させる考えを明らかにした。
両社はプレミアム、ハイエンド、ミッドレンジのスマホで協業関係にある。ソニーは広角レンズのイメージセンサーを一新し、プロセッサにQualcommの「Snapdragon 8 Gen 2」を採用したハイエンドスマホ「Xperia 1 V」と、カメラやスピーカーを強化し、「Snapdragon 695 5G」を採用したミッドレンジスマホ「Xperia 10 V」を発表済みだ。
2022年11月15日から17日(現地時間)の3日間に渡り、米国ハワイ州で開催された「Snapdragon Summit」では、Snapdragon 8 Gen 2の説明の中で「AIの強化に加え、イメージセンサーから受け取った画像データを処理するISP(Image Signal Processor)」をQualcommが手がけることが明かされていた。ソニーのイメージセンサーと組み合わせることで、ユーザー体験の向上につなげる狙いだ。
両社はモバイル技術の可能性の限界を押し広げ、比類なきユーザー体験を提供し、スマートフォン業界の発展を推進することを目指すとしており、ソニーはQualcommとの協業でクリエイティブな体験をユーザーに提供。その根幹となるプロセッサをQualcommが手がける構図を今後も維持したい考え。
Snapdragonモバイルプラットフォームをソニーのスマホに取り入れることで、ユーザーに対して機能や性能だけでなく、ユーザー体験の価値を高めたいとしている。
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