J.D.パワーは、7月12日に「モバイルルーター/ワイヤレスホームルーターサービス顧客満足度調査」の結果を発表。持ち運び可(バッテリー稼働)タイプのWi-Fiルーター契約者を対象とした「モバイルルーター」と、据え置き型タイプのWi-Fiルーター契約者を対象とした「ワイヤレスホームルーター」に分けて調査したもので、回答者はモバイルルーターサービスが1150人、ワイヤレスホームルーターサービスが1850人。
モバイルルーターの総合満足度スコアは579ポイントで2022年7月発表の調査から5ポイント上昇。ファクター別では「各種費用」の満足度スコアが向上し、ルーターを一括払いで購入したユーザーの方が高い。
ホームルーターの総合満足度スコアは580ポイントで、前回調査より8ポイント上昇。ファクター別では総合満足度に対する影響度が最も大きい「通信品質」のスコアが昨年比で10ポイント上昇している。「データ通信に時間がかかる」を経験したユーザーは62%から54%、「つながりにくい、速度が遅いと感じる時間帯がある」を経験したユーザーは67%から61%まで減少した。
5G回線利用者は、モバイルルーター/ホームルーターともに5G回線を利用していないユーザーと比べて満足度が40ポイントほど高い。前回調査の5G利用者はモバイルルーターが11%、ホームルーターが19%だったが、それぞれ26%、33%まで増加している。また「今後も固定インターネット回線などではなくホームルーターサービスを利用したい」とするホームルーターユーザーが前回調査の56%から61%に増加した。
3ブランドを対象としたモバイルルーターサービス顧客満足度は、1位が楽天モバイルで「各種費用」「端末/オプションサービス」で最高評価を獲得。2位がau、3位がUQ WiMAXとなった。4ブランドが対象のワイヤレスホームルーターサービス顧客満足度は、NTTドコモが2年連続で1位。2位はau、3位はソフトバンクとなる。
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