J.D.パワーは、7月12日に「2022年モバイルルーターサービス顧客満足度調査」「2022年ワイヤレスホームルーターサービス顧客満足度調査」の結果を発表した。調査対象は18〜64歳のモバイルルーター(1550人)またはワイヤレスホームルーター(1450人)ユーザーで、調査時期は5月下旬〜6月上旬。
新型コロナウイルス感染拡大以降、自宅での過ごし方の変化やテレワークなどの浸透でインターネットのトラフィック量が増加する中、通信品質に対する満足度は昨年調査(2021年6月)より向上。それぞれ「通信の速度」に関する評価で向上が見られている。5G回線の利用者はモバイルルーター全体の約1割、ホームルーター全体の約2割にとどまっているが、どちらも全体平均を大きく上回る高い満足度を示した。
また、5G回線サービスの利用意向を聞いたところ、どちらも2割以上が「半年〜2年以内には5Gを使いたい」と回答。「時期は未定だがいずれ使ってみたい」も各3割前後となり、半数前後の利用者が今後5G回線を利用したいと考えていることが分かった。5Gサービス利用者は、モバイルルーターでは85%、ホームルーターでは79%が今後も続けて利用したいという意向を示している。
総合満足度ランキングは、5ブランドを対象に実施。顧客満足度に影響を与えるファクターのユーザーの評価をもとに1000ポイント満点でスコアを算出している。構成ファクターは総合満足度に対する影響度が大きい順に「通信品質・エリア」(38%)、「各種費用」(25%)、「端末・オプションサービス」(25%)、「手続き・サポート対応」(12%)となる。
モバイルルーターサービス顧客満足度1位は4年連続でNTTドコモとなり、最高評価を得たファクターは「通信品質・エリア」「端末・オプションサービス」「手続き・サポート対応」の3つ。ワイヤレスホームルーターサービスも満足度1位はNTTドコモで「通信品質・エリア」「各種費用」「端末・オプションサービス」が高く評価された。
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