TwitterとBluesky、Threadsではできることが微妙に異なります。いくつかの例をリストにしてみました。なお、一部の機能については、Twitterユーザーがよく使う表現を用いています。
検索機能や個人間でのやりとりに支障がある程度であるということをこの表で確認できるのではないでしょうか。
その他、Twitterではフォローしているユーザーの投稿、またはリツイートしたものだけが表示されますが、Threadsでは未フォローアカウントの投稿が表示されることがあるという違いもあります。観測した範囲では、フォローしているアカウントが「いいね!」や返信をしていると表示されるようです。しかも、「いいね!」や返信をしたタイミングでタイムスタンプが押され、「最新」のものとして上がってきてしまうのです。
これは、フォローしているアカウントの投稿だけ眺めたい、時系列で最新情報を知りたい、と考えているユーザーにとってストレスとなることでしょう。
ただ、Twitterを始めたばかりの頃、さまざまなワードや近い地域などで検索してフォローするアカウントを探していたことを考えると、自分の嗜好(しこう)に近いアカウントを探す手間が省けているという見方もできます。
Blueskyの場合、フィード(Twitterでいうタイムライン)に表示させるものを自分で選べること──フォローしているアカウントのポスト、あるいはリポストだけを表示させるのか、話題となっていることを表示させるのか──や、時系列で表示できることなどが、旧来のTwitterユーザーにとって使いやすいと感じるかもしれません。
好みのコンテンツのみを表示できるマイフィード機能は、Twitterでの議論を目にすることに疲れた人にとって、癒やしとなることでしょう。
とはいえ、Blueskyにも欠点があります。それはまだ招待制のためユーザー数が少なく、Twitterのように情報が流れてこないこと、やりとりできる知り合いができにくいことです。招待コードをもらって登録したものの、活発に投稿していない、もしくはほぼ放置状態のユーザーが多いのもそのためでしょう。
Twitterでたくさんの情報に触れ、いろいろなアカウントをフォローし、さまざまな人とやりとりをするような使い方をする人であれば、今のところはThreadsが向いているかもしれません。
災害時に“今”何が置きているのかを知りたい、オンエア中のテレビ番組を見たことのないオンラインの先にいる人たちとつながりたい、という思いからTwitterを使っていたのであれば、Blueskyが向いています。また、増えすぎたフォロイーの議論を目にすることに疲れてしまったけれど、整理する気力もない、リムーブしてまでつながりを断ちたいわけではない、という場合も、まだ過疎状態のBlueskyが合っているでしょう。
Twitterは、その機能だけではなく、フォロー/フォロワー関係、やりとり、大量のTweetなどの歴史があってのSNSであり、安易に「乗り換え先」を探せるものではないのかもしれませんね。
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