格安SIM主要9サービスの通信速度を測定【2023年7月】 新規受付停止したOCN モバイル ONEはどう?(1/3 ページ)

» 2023年07月25日 10時00分 公開
[シムラボITmedia]
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 物価高が続く現在ですが、大手キャリアから格安SIMに乗り換えればスマホ料金を節約できます。しかし、格安SIMには昼や夕方に速度が遅くなるキャリアがあり注意が必要です。そこで7月もオンライン専用プランやサブブランドを含む格安SIMの9サービスについて、実際の通信速度を測定しました。

速度測定の条件

 今回も以下の条件で格安SIMの速度を測定しました。

  • 測定期間:7月3日〜7日
  • 測定場所:東京23区内(筆者の自宅)
  • 測定端末:Xperia XZ1など
  • 測定アプリ:ドコモスピードテスト
  • 測定したキャリア:ahamo、LINEMO、povo2.0、Y!mobile、UQ mobile、OCN モバイル ONE(新コース)、IIJmio、mineo、BIGLOBEモバイル

 ドコモ回線の格安SIMにはXperia XZ1 SO-01K、au回線にはXperia XZ1 SOV36、ソフトバンク回線にはXperia XZ1 701SOを用いています(一部対象外あり)。測定したのは4Gのデータ通信速度です。

 なお、通信速度は測定タイミングや測定したエリア、環境などによって大きく変動します。あくまで参考としてお読みください。

ahamoの通信速度

 まずはahamo(アハモ)の通信速度です。全体的な速度は6月より低下しており、まれに20Mbps以下になることもありました。ただ、これだけの速度が出ていれば使用に影響はないでしょう。回線が最も混雑する12時30分でも平均60Mbps以上出ています。

MVNO速度測定2023年7月 6月より速度は低下したが、使用に影響のない速度は出ている

 ahamoは月20GBのデータ容量に5分かけ放題がついて月額2970円(税込み、以下同)です。さらに大盛りオプションを追加すれば100GBと5分かけ放題が月額4950円で使えます。小容量のプランがないのが残念ですが、データをたくさん使う人にはオススメのキャリアです。

LINEMOの通信速度

 LINEMO(ラインモ)も1日中速いです。1日を通して40〜60Mbps前後を安定してキープしており、安心して使えますね。

MVNO速度測定2023年7月 LINEMOも1日中快適だ。速度の変動が少なく安心して使える(測定端末はZenFone 3)

 LINEMOは豪華なキャンペーンも魅力です。月3GBのミニプランは8カ月間実質無料になるキャンペーンを常時実施していますし、最近は月20GBのスマホプランも頻繁に豪華キャンペーンを実施するようになりました。新規契約なら3カ月間実質無料(7月27日まで)、他社から乗り換えなら半年間実質無料になる期間限定キャンペーン(7月31日まで)を実施中です。

povo2.0の通信速度

 povo2.0も1日中速いです。時間別の平均速度は、回線が最も混雑するはずの昼12時30分が1日で最も速く、100Mbps以上出ています。もちろん朝や夕方も快適です。

MVNO速度測定2023年7月 povo2.0も速い。7月は昼12時30分でも平均100Mbps以上出ていた

 povo2.0は7月20日から海外ローミングの提供を開始しました。提供は順次ですが、8月9日以降は全ての契約者が使えるようになるので、夏休みに海外に行く予定のある人は現在契約中のSIMのまま海外でも通話やデータ通信ができます。

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