物価高が続く現在ですが、大手キャリアから格安SIMに乗り換えればスマホ料金を節約できます。しかし、格安SIMには昼や夕方に速度が遅くなるキャリアがあり注意が必要です。そこで7月もオンライン専用プランやサブブランドを含む格安SIMの9サービスについて、実際の通信速度を測定しました。
今回も以下の条件で格安SIMの速度を測定しました。
ドコモ回線の格安SIMにはXperia XZ1 SO-01K、au回線にはXperia XZ1 SOV36、ソフトバンク回線にはXperia XZ1 701SOを用いています(一部対象外あり)。測定したのは4Gのデータ通信速度です。
なお、通信速度は測定タイミングや測定したエリア、環境などによって大きく変動します。あくまで参考としてお読みください。
まずはahamo(アハモ)の通信速度です。全体的な速度は6月より低下しており、まれに20Mbps以下になることもありました。ただ、これだけの速度が出ていれば使用に影響はないでしょう。回線が最も混雑する12時30分でも平均60Mbps以上出ています。
ahamoは月20GBのデータ容量に5分かけ放題がついて月額2970円(税込み、以下同)です。さらに大盛りオプションを追加すれば100GBと5分かけ放題が月額4950円で使えます。小容量のプランがないのが残念ですが、データをたくさん使う人にはオススメのキャリアです。
LINEMO(ラインモ)も1日中速いです。1日を通して40〜60Mbps前後を安定してキープしており、安心して使えますね。
LINEMOは豪華なキャンペーンも魅力です。月3GBのミニプランは8カ月間実質無料になるキャンペーンを常時実施していますし、最近は月20GBのスマホプランも頻繁に豪華キャンペーンを実施するようになりました。新規契約なら3カ月間実質無料(7月27日まで)、他社から乗り換えなら半年間実質無料になる期間限定キャンペーン(7月31日まで)を実施中です。
povo2.0も1日中速いです。時間別の平均速度は、回線が最も混雑するはずの昼12時30分が1日で最も速く、100Mbps以上出ています。もちろん朝や夕方も快適です。
povo2.0は7月20日から海外ローミングの提供を開始しました。提供は順次ですが、8月9日以降は全ての契約者が使えるようになるので、夏休みに海外に行く予定のある人は現在契約中のSIMのまま海外でも通話やデータ通信ができます。
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