Samsung Electronics(サムスン電子)は、7月26日に開催した「Galaxy Unpacked」で、フォルダブルスマートフォン2機種に加え、Galaxy TabシリーズやGalaxy Watchシリーズの最新モデルを発表した。
タブレットはサイズ違いの3モデルで、11型の「Galaxy Tab S9」と12.4型の「Galaxy Tab S9+」、さらには14.6型と大型の「Galaxy Tab S9 Ultra」を用意。スマートウォッチは、「Galaxy Watch6」と回転式ベゼルを採用した「Galaxy Watch6 Classic」を披露している。ここでは、スマホ“以外”の製品を写真とともにチェックしていきたい。
タブレット3モデルは、いずれもプレミアムモデルに位置付けられる高機能な製品。共通項として、スマホにも採用している「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」を搭載しており、Galaxy Tab S9は8GBメモリ、残り2機種は12GBメモリを内蔵する。サイズこそ異なるが、3機種ともディスプレイは最大120Hzのリフレッシュレートに対応。S Penの利用もでき、背面に取り付けて充電することが可能だ。
いずれも、シリーズ初のIP68の防水・防塵(じん)に対応。S Penも防水仕様となり、水中に沈めた状態でも文字や絵を書ける。いわゆる“お風呂タブレット”で動画などを楽しんでいる際に、急に浮かんだアイデアをS Penでメモしたり、プールで涼みながらスケッチをしたりといった使い方が可能。実際、展示モデルで水の中に沈めた端末に字を書いてみたが、書き心地はほぼ通常時と変わらなかった。
ディスプレイ以外では、カメラの仕様がモデルごとに少々異なる。まず背面カメラは、Galaxy Tab S9+とGalaxy Tab S9 Ultraが広角と超広角のデュアルカメラになる。これに対し、無印版のGalaxy S9 Tabはシングルカメラだ。
一方で、Galaxy Tab S9 Ultraのみ、インカメラもデュアルカメラで、画角を切り替えることが可能になる。セルフィーを撮るときに便利なのはもちろんだが、タブレットはオンライン会議に参加するためのツールとしても利用されることが多い。その意味で、のデュアルカメラ化は、スマホ以上に実用性の高い仕様と言えそうだ。
また、3機種ともDeXに対応する。DeXとは、サムスンが独自に実装しているマルチウィンドウシステムで、テレビや外部モニターなどの大画面に映し出すことを前提に設計されたユーザーインタフェース。ハイエンド寄りのGalaxyスマホも、この機能を搭載しているが、Galaxy Tabシリーズでは、単体でDeXモードに切り替えることができる。Galaxy Tab S9シリーズも、この機能を踏襲。キーボードを装着すると、あたかもPCのように操作できる。
3機種とも、タブレットの大画面やパフォーマンスの高さ、S Penを生かすアプリとして、手書きアプリの「Good Notes」や、動画編集アプリの「LumaFusion」、さらに日本発のドローイングアプリである「CLIP STUDIO PAINT」のショートカットをプリインストールしている。いずれも有料アプリだが、半年無料、1年無料や50%オフなど、Galaxyユーザー限定の特典が用意されている。
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