実機に触れて分かったiPhone 15/Proと従来モデルの決定的な違い(1/4 ページ)

» 2023年09月19日 22時00分 公開
[林信行ITmedia]

 iPhone 15 Pro Maxが良い。とにかく良い。

 Apple関連製品について、比較的好意的なレビューを書く印象がある筆者かもしれないが、ここまでストレートに書いたのはおそらく初めてのはずだ。実際に製品を試していたからこそ、自分の分も真っ先にオーダーした。ここまで真剣に先を争って製品を注文したのは久しぶりだ。

Apple iPhone 15 Pro/Max スマホ 今回レビューした4モデルのiPhone。左からiPhone 15 Pro Max(チタンブルー)、iPhone 15 Plus(グリーン)、標準サイズのiPhone 15 Pro(ナチュラルチタニウム)、iPhone 15(ブルー)

圧倒的魅力を誇る「iPhone 15 Pro Max」

 新発表のiPhoneを整理すると、合計4モデルある。スタンダードモデルが、iPhone 15と基本スペックは同じで画面だけ一回り大きいiPhone 15 Plusだ。プロモデルはiPhone 15 Proと、画面が一回り大きいiPhone 15 Pro Maxとなる。ただし、こちらは基本スペックは同じながら画面の大きさに加えて望遠レンズの倍率が全然違う。

 では、そのiPhone 15 Pro Maxの何が良いのか。まずボディーは、チタンとガラスでできた製品が薄く、見た目にも美しく、角も丸まって触り心地がよく、何よりもとにかく軽い。

 少なくとも、これまでもMaxサイズのシリーズを触ってきた人間の手には驚くほど軽く感じる。通常サイズのiPhoneを触ってきた人に、どう感じるかは正直分からない。しかし、見た目の大きさから想像する重さより、軽いと感じるのではないだろうか。

 この触り心地だけは、どんなに文字を重ねても伝わらないと思うので、ぜひとも店頭などで実物に触れてその手で感じて欲しい。抑えきれない所有欲に駆られる人は少なくないはずだ。

Apple iPhone 15 Pro/Max スマホ iPhone 15 Pro/Maxシリーズは4色の展開となる。左からナチュラルチタニウム/ブルーチタニウム/ホワイトチタニウム/ブラックチタニウム

 Proモデルらしい、シックなブラックチタニウム/ホワイトチタニウム/ブルーチタニウム/ナチュラルチタニウムの4色のカラーバリエーションも美しいが、今回は特にあえて無彩色のナチュラルチタニウムを用意し、チタンの地色を楽しめるようにしている。

 もちろん、最大の弱点は円安のあおりを受けた国内での販売価格だ。米国では1199ドル〜と同じ価格を維持しているのに、日本での価格だけが毎年上がり続けている。しかし、この円安による割高感を織り込んでも、カメラ機能だけでも十分に買った人を納得し満足させる価値の高さはある。iPhoneのカメラ機能を愛用している人は、多少、背伸びをしてでも購入すると、これから先の写真生活がかなり楽しくなるはずだ。

Apple iPhone 15 Pro/Max スマホ iPhoneといえば豊かなカラーバリエーションが魅力だが、今回あえて彩色せずチタンの生の色が楽しめるナチュラルチタニウムが用意された。かなり人気のようだ。変色するというウワサがあったが、そういうことはなさそうだ。指紋はつきやすいが拭けば良い

 ということで、22日から販売開始となる2024年モデルのiPhoneは、まずはiPhone 15 Pro Maxを基準に考えることをお勧めしたい。可能であればこれが“究極の理想”とした上で、カメラをそこまで活用しない人や、もう少し手軽な価格がいい人にはiPhone 15とiPhone 15 Plusから、手になじむサイズを選ぶのが良い。

 ちなみに、価格が安ければ安いほどうれしいという人には、iPhone SEが6万2800円〜(税込み、以下同様)、iPhone 13が9万5800円で販売されている他、使わなくなるiPhoneを下取りに出すことで実質4000円〜11万5000円の割引になる上に、地球資源を無駄にせずリサイクルすることができる。

 今回、問題はiPhone 15 Proの選択だ。iPhone 15 Pro Maxの6.7型の画面サイズが、大き過ぎて文字入力などの操作がしづらくなるのが嫌な人(キーボードを小さくするなどの機能は用意されているし、慣れでカバーできる部分はある)、その上で後述する撮影時のズームの足りなさを我慢できる人が対象者になる。

 もし、Pro Maxの重さを問題にしていた人は、店頭でチタン製ボディーの軽さを感じてもらえれば考えが変わるかもしれない。歴代iPhoneの中で最薄のベゼルを採用したことで本体サイズが小さくなっている。

Apple iPhone 15 Pro/Max スマホ 左上にあるのは、旧モデルのiPhone 14 Pro Maxだ。下段は左からiPhone 15、15 Pro、15 Pro Max、そして15 Plusだ。15と15 Plusでは黒いベゼルの周囲に本体色がのぞいているが、チタンの15 Proシリーズではそれがなくなって、1mmほど本体が小さくなっている

 わずか1mm未満の差ではあるが、実際に手に持ってみると違いを感じるだろう。筆者としては、買える人にはiPhoneで写真や映像を撮る楽しさを広げてもらうためにも、基本的にはiPhone 15 Pro Maxをまずはお勧めして、そこから他の選択肢を選ぶのが良いと思う。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  3. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  4. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  5. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  6. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  7. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  8. 庵野秀明、GACKT、ひろゆき、ドワンゴ川上らが集結 “カメラのいらないテレビ電話”をうたう新サービス「POPOPO」18日に発表へ (2026年03月11日)
  9. Qualcommのウェアラブル新チップが「Elite」を冠する理由 最新モデム「X105」は衛星通信100Mbpsへ (2026年03月11日)
  10. 【無印良品】ウエストポーチもになる「スリングバッグ」が3990円に値下げ中 植物由来の原料を使用 (2026年03月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年