OPPOが日本でのスマホラインアップを再強化へ 急速充電を訴求、ハイエンドは?(2/2 ページ)

» 2023年09月29日 19時52分 公開
[田中聡,ITmedia]
前のページへ 1|2       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Xiaomiとの差別化は「薄くて軽いこと」

 Reno10 Pro 5Gは、キャリアではソフトバンクが取り扱い、「神ジューデン」対応機種として訴求する。一方、神ジューデンは12月に発売予定の「Xiaomi 13T Pro」にも使われているキャッチコピー。しかも13T Proは120W対応により19分で満充電可能としており、急速充電のスピードはReno10 Pro 5Gよりも速い。13T Proと並べて見せられると、不利にならないのだろうか。

OPPO Reno10 Pro 5G 「Xiaomi 13T Pro」と並んで、Reno10 Pro 5Gはソフトバンクが「神ジューデン」対応機種として訴求する

 この点について齋藤氏は、Reno10 Pro 5Gでは「薄くて軽いことに重きを置いている」と説明する。「高Wに対応しようとすると、バッテリーの大きさや厚さが必要になる。200gを超えると、どうしても重いと感じる人もいる。(Reno10 Pro 5Gは)そういった人にも選んでいただける」(齋藤氏)

OPPO Reno10 Pro 5G 6.7型という大きなディスプレイを搭載しているが、薄さや軽さも重視した

 Xiaomi 13T Proは厚さが8.5〜8.6mm、重量が200〜206g(カラーによって異なる)なのに対し、Reno10 Pro 5Gは厚さ7.9mm、重量185gなので、13T Proよりも薄くて軽い。発表会場で実際にReno10 Pro 5Gに触れてみたが、筆者が200g超えのスマホに慣れていることもあってか、手にした瞬間「薄くて軽い」と感じた。

 急速充電のスペックではXiaomi 13T Proに分があるが、Reno10 Pro 5Gは持ちやすさも含めたバランスを重視したというわけだ。「28分で100%も十分速いと考えている。重く厚くなって(充電時間を)10分短縮するよりも、毎日持ち運ぶものなので、全体でより満足度が高くなる人も多くいると考えている」(齋藤氏)

OPPO Reno10 Pro 5G 手にした瞬間、「薄くて軽いな」と感じた
OPPO Reno10 Pro 5G ディスプレイのふちがカーブしている
OPPO Reno10 Pro 5G 背面が光沢仕上げのグロッシーパープル
OPPO Reno10 Pro 5G OPPO Glowという独自の処理を入れたシルバーグレーはマットな仕上がり

ハイエンドモデルを「出す計画はある」

 このタイミングで再びラインアップを強化する意図について、河野氏は「世界的な流行病(新型コロナウイルス)が終息に向かっている」ことと「日本における認知度が、私たちの中で満足できる数値に達した」ことを挙げる。GfKの調査によると、OPPOの市場認知度が2022年度の61%から2023年度は69%に上昇したという。これは「テレビCMや(指原莉乃さんなど)タレントを起用したことが大きかった」と河野氏は振り返る。

 一方で今後の展開は不透明な点も多い。発表会では、日本では2021年の「Find X3 Pro」を最後に途絶えているハイエンドモデルについて、具体的な言及がなかったからだ。ポートフォリオを変えるという割には、その全容が見えてこない。河野氏は「ハイエンドはテクノロジーショーケースのイメージが強いので、テクノロジーが好きな人に強く訴求していきたい。出す計画はあるが、どの製品からどのタイミングでということは決まっていない」と述べるにとどめた。

OPPO Reno10 Pro 5G 発表会後のグループインタビューに答える河野氏と齋藤氏

 河野氏はOPPO Reno9 Aのインタビューで、スマートフォンの販売は「パートナーありき」と述べていたので、Find系のハイエンドモデルはキャリアから販売される可能性が高い。キャリアが扱うモデルをメーカーが先に発表することは難しい。それでもオープンマーケットにも投入するなら、予告くらいはしてもよさそうだが、まだ言えないということは、グローバルでも未発表のモデルなのかもしれない。

 Reno10 Pro 5Gだけでは、ポートフォリオの変換をうたうにはインパクトに欠ける。急速充電そのものは他社も取り入れているので、それだけでは差別化は難しい。ラインアップの最後のピースを埋めるモデルの日本投入にも期待したい。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月26日 更新
  1. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  2. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  3. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  4. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  5. デジタル庁が「Androidのマイナンバーカード」対応機種を公表 属性証明機能を使える機種は限定的 (2026年10月19日)
  6. iPhone Duoを使って痛感した「Face ID」のありがたさ 充電スタンドに置いたまま通知が見られない不便さに苦しむ (2026年10月24日)
  7. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  8. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
  9. きょう発売の「iPhone Duo」、Apple 表参道でゲットしてきた 早速開封レポート (2026年10月23日)
  10. 【ニトリ】599円の「マルチスタンド」 スマホやタブレットのキッチン利用も便利 (2026年10月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー