「ゆうちょダイレクト」「ゆうちょ通帳アプリ」「ゆうちょPay」に不具合が生じ、サービスが使えない状態にある。運営元のゆうちょ銀行が10月10日から案内している。
ゆうちょダイレクトはいわゆるインターネットバンキングのサービス。スマートフォン、PC、電話、FAXからゆうちょ銀行口座残高の照会が行える。ゆうちょ通帳アプリは残高照会や送金手続きをスマートフォンアプリで行えるサービス。ゆうちょPayはコード決済サービスだ。
ゆうちょ銀行広報によると、「外部(ネットワーク)と弊社内のサーバを接続する機器の不調」が原因で、一時的にサービスが使えない状態にあるという。
これら3つのサービスの障害は8時頃に発生したが、ゆうちょダイレクトは14時頃に復旧、ゆうちょPayは15時30分頃に復旧したという。ゆうちょ通帳アプリについては復旧の見通しが立たず、一時停止となっており、サービス再開を案内できないという。
ゆうちょ銀行は「11日午前中の復旧に向けて、11日深夜から11日朝にかけて対応していく」方針を示した上で、「利用できる状況になった段階で、Webサイトなどで案内する」としている。
同日、全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)のシステムにも不具合が生じ、三菱UFJ銀行やりそな銀行など11行で他行宛の振込ができない状態となったが、ゆうちょ銀行広報は「われわれのサービスの不具合とは関係ない」としている。
2023年10月12日1時20分追記
ゆうちょ銀行によると、ゆうちょ通帳アプリも復旧したという。Webサイトでも復旧について案内している。
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