最後にステッカーも紹介したい。
iOS 16で写真を長押しすると、その被写体を自動的に切り取ってくれる機能が付いた。iOS 17ではそれを「ステッカー」にできるのである。
長押しをすると輪郭がすっと描かれてメニューが出る。そして「コピー」「調べる」の次に「ステッカーに追加」が用意されたのだ。
ステッカーに追加すると、「エフェクト」を追加できる。イラスト風にしたり白枠を付けることもできる。
こうして作ったステッカーを使うのに一番簡単なのが「メッセージ」だ。送信時にステッカーを指定できる。
でも「メッセージ」はあまり使っていない、という人もいるだろう。それ以外のアプリで使うときは「絵文字キーボード」を呼び出すべし。絵文字の一部にステッカーが用意されているのだ。LINEでもFaceBookやXでも各種DMでも使える。
記号化しやすい被写体を撮ってステッカー作りまくるのもいい。マンホールとか料理とか。真上や真正面から撮るとよりそれっぽくなる。
例えば、この夏、話題になったコンビニのビリヤニをステッカーにしてみた。
他にもマンホールとか、ホットケーキとか。
やってみると意外に楽しい。
iOS 16で写真を自動切り取りする機能が出たとき、じゃあそれをどう使えばいい? という話が出たけれども、その答えの1つがiOS 17のステッカーなのだ。
最後におまけ。
iPhone 15で話題になった新しいポートレート機能に、撮影後に「写真」アプリで「フォーカス位置」を指定し直せるってのがある。
実はこれ、iOS 17にしたiPhone 14シリーズでも「ポートレートモード」で撮った写真に対して有効なのだ(iPhone 13 Pro以前の機種で撮影したものは無理っぽい)。
例えばこれ、1年ちょっと前にiPhone 14 Proのポートレートモードで撮った写真。日付を見ると2022年9月17日となっているので、iPhone 14 Proである。
ここで「編集」にすると、フォーカス位置を示す枠があり、画面の好きなところをタップするとそこにフォーカスし直した写真を作ってくれるのだ(ただし背景など元写真でピントが来ていないところはそれなりにしか合わない)。
また「ポートレート」の文字部分をタップすると、簡単にポートレートのオンオフもできる。
iPhone 14とiPhone 14 Proのポートレートモードで撮った写真で確認した。iPhone 14シリーズのユーザーはぜひ試してもらいたい。
と、iOS 17の写真アプリからすぐ楽しめそうなものを4つばかり紹介してみた。iOS 17にしたみなさま、ぜひお楽しみあれ。
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