「Pixel 8」はもはや“AIカメラ端末”だ 8/8 Proの違い、驚きの新機能を検証:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/4 ページ)

» 2023年10月30日 11時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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5xの望遠カメラは最高30x!

Google Pixel 8/8 Proカメラレビュー 5xの望遠で撮影しているの図

 望遠になるともちろん、光学5倍レンズのカメラを持つPixel 8 Proの出番である。

Google Pixel 8/8 Proカメラレビュー Pixel 8 Proの5xで撮影したガスタンク

 ここでPixel 8のデジタル5倍で撮ったもの比較。さすがにディテールに大きな差があるけど、ガン見しないなら、Pixel 8もかなり頑張っている。もともとPixelシリーズはデジタルズームの画質に定評があったからね。

Google Pixel 8/8 Proカメラレビュー Pixel 8のデジタル5xで撮影し、中央部をPixel 8 Proと比べてみた。さすがにディテールに差はあるが、デジタル5xも頑張っているのだった

 ちなみに、Pixel 8 Proは30xまで倍率を上げられるので上げてみた。

Google Pixel 8/8 Proカメラレビュー Pixel 8 Proで30xまで上げて撮影。予想以上の写りでびっくり。これはさすがだ

 うむ。さすが。

 なお、5倍の望遠カメラでも50MPモードで撮れる。

 ただ、50MP時は撮影にちょっと時間がかかり、タイムラグも大きくなるので、このように動いているものを撮るには向かないですな。さすがにイメージセンサーの性能やレンズが広角カメラとは違うので、広角カメラの50MPほどではないけれども。

Google Pixel 8/8 Proカメラレビュー Pixel 8 Proで撮影。50MPの5x望遠である

 では、せっかくの5倍望遠なのでいろいろと撮ってみたい。

 鶏。フェンスの向こうで放し飼いにされていた鶏たちがいたので、隙間から狙ってみた。細かい羽毛までくっきり。

Google Pixel 8/8 Proカメラレビュー Pixel 8 Proで撮影した鶏

 さらに倍率を上げてみた。高倍率になると左上にサムネイルが出て被写体を見失いづらくしてくれる。

Google Pixel 8/8 Proカメラレビュー 15xの望遠で夕日をバックに列車撮影に挑戦
Google Pixel 8/8 Proカメラレビュー Pixel 8 Pro。15xのデジタルズームで駅と列車を狙ってみた。ヘッドライトのゴーストが気になる以外はイメージ通り

 そして、5xでナイトモード。このシーンでは自動的にナイトモードになった。

Google Pixel 8/8 Proカメラレビュー Pixel 8 Proで撮影。夜のタワーマンションをナイトモードで

 クオリティーは申し分ないけど、望遠時の手ブレ補正はもうちょっと頑張ってほしかったかな。写りに関してはいいのだが、構えたときにブレやすく構図をぴたっと決めづらい。

「ベストテイク」を試してみた

 「AI推し」PixelのAIな新機能は「写真」アプリの進化という形でもたらされることが多い。

 今回の大ネタその1は「ベストテイク」だ。

 普通、集合写真的なのを撮るとき、何枚も撮って一番いいのを選ぶじゃない。でもある人にとって一番いい表情の写真が、他の人にはそうじゃないかもしれない。

 で、顔だけを他のカットから持ってきちゃおうというすごい機能だ。これが使ってみると実に簡単。取りあえず、私とモデルの長谷川さんの2人で複数枚自撮りしてみたわけである。

 Googleフォトアプリから「ツール」の「ベストテイク」をセレクト。

Google Pixel 8/8 Proカメラレビュー Googleフォトから写真を開き「ツール」の「ベストテイク」を選択

 すると「類似した写真を探す」作業に入る。その前後にある同じ構図の差し替え可能な顔を持つ写真を探してくれるのだ。

Google Pixel 8/8 Proカメラレビュー 「類似した写真」を検索中。これはちょっと時間がかかるので待つ

 やがて画面下に差し替え可能な顔が表示され、それぞれタップすると候補を表示してくれるので「これだ」ってのをタップすればいいのである。

Google Pixel 8/8 Proカメラレビュー 写っている人の顔をそれぞれタップして候補から選ぶべし

 そしてこうなったのだった。

Google Pixel 8/8 Proカメラレビュー Pixel 8 Proのインカメラで自撮り。顔は「ベストテイク」で差し替えました

 ちなみにインカメラは10.5MP(1050万画素)でPixel 8も8 Proも同じだ。

 この機能、1人だけを撮った写真でも使える。いや、1人なら複数枚撮っていいものを選べばいいだけじゃないか、と思われるかもしれないけど、実はいろいろなケースがあって、例えばいい表情の写真は背景に余計なものが写ってしまった&消しゴムマジックでうまく消せない、というとき。

Google Pixel 8/8 Proカメラレビュー 笑顔の写真に限って傘の向こうにGUのバッグを持っている人が写っていた

 ベストテイクを使えば、背景にGUの紙袋を持った人がいない&歯が見えている笑顔、という写真を作れるのだ。

Google Pixel 8/8 Proカメラレビュー おかげで背景と顔の関係をベストにできたのだった。

 技術やアイデアとしてすごく面白い。コンピュテーショナルフォトグラフィーはどこまで行くんだろう……まあ、どこまででも行くでしょう。

 なお、この機能はGoogleフォトに入っている写真なら、どんなカメラで撮ったものでも使えるので、友人らと撮った写真がある人はぜひお試しを。

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