「超急速充電」はスマホの隠れたウリ?Mobile Weekly Top10

» 2023年11月25日 14時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2023年11月16日から2023年11月22日までの7日間について集計し、まとめました。

OPPO Reno 10 Pro 5G 独自技術によって28分でフル充電できる「OPPO Reno 10 Pro 5G」は、ソフトバンクでは「神ジューデン」の第2弾モデルとして登場しました

 アクセス数の1位は、オウガ・ジャパンの河野謙三専務へのインタビュー記事でした。オウガ・ジャパンは、中国OPPOのスマートフォンやIoT機器を販売する日本法人です。同社のスマホといえば「VOOC」という独自の超急速充電技術を搭載していたことが思い出されますが、最新モデルの「Reno 10 Pro 5G」では「SUPERVOOC」として、より高速(≒高電流)での急速充電に対応しています。

 今回、Reno 10 Pro 5Gはソフトバンクからも発売されており、同社が独自に展開している超急速充電対応端末ブランド「神ジューデン」の第2弾モデルとなっています。

 率直にいうと、ソフトバンクが神ジューデンと銘打った際は「え、急速充電を今更アピールするの?」と思っていたのですが、コンビニエンスストアや鉄道の駅などで「レンタルモバイルバッテリー」のレンタルサービスが広がっていることを踏まえると超急速充電にも結構ニーズがあるのではないかと考え直すようになりました。河野専務の言葉を借りると「お客さまが欲しいとは言っていないが、恐らく気付いていないだけの」ニーズです。

 昔と比べるとスマホのバッテリーは大容量化されました。SNSやWebサーフィンで使う程度なら以前よりも長く使えるようになりましたが、カメラや動画を駆使するとあっという間に減ってしまいます。「バッテリー(電池)持ち」に関する悩みは、ある意味で絶えないということでもあります。

 減りすぎたバッテリーを、サクッと充電できるとストレスが軽減される――そんなところでしょう。ただ、バッテリーの超急速充電は、バッテリー自身にストレスを掛けてしまうこともあります。そのこともあり、(超)急速充電とは逆のアプローチで「充電をゆっくり行う」機能を備えるスマホもあります。

 若干大げさかもしれませんが、今後「充電」がスマホの進化の軸になる可能性もあります。それほど、スマホの充電は奥深いものなのです。

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