Googleの対話型AIサービス「Bard」は何に役立つ? 的確な回答を得られるヒントなどが公開

» 2023年12月01日 13時37分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 Google Japanは12月1日、対話型AIサービス「Bard」が日本でどのように活用されているのかを調査し、ランキング形式で発表した。調査は5月10〜11月15日に行われた。Bardが何に役立つのかが一目で分かるランキングの他、より的確な回答を得るヒントなども公開された。

 BardはGoogleの大規模言語モデル(LLM)であるPaLM2を利用したサービス。言語のパターンを拾い上げ、文章の中で次に来る確率の高い単語の予測を学習する。これにより、幅広い質問(プロンプト)に対して柔軟に回答できるとしている。

 今回のランキングではBardが調べ物や情報収集に利用されていることが分かった。1位に「事実に関する調べもの 」がランクインしているように、単一か複数の明確な答えを探すのに活用されていることが分かるという。調べる際に使われる文言としては「水の沸点は、気圧によって変わりますか?」や「sin 90° = ?」などが挙がる。

 数学や歴史、文学に関する質問をしている人もおり、2位には「専門的なトピックの相談」がランクインした。「七転び八起きの他の言い方教えて」や「インターネット上でコンピューターやサーバーなどの IT リソースを提供するサービスをなんと呼ぶ」など、特定の意味を持つ単語や説明に基づいて固有の名称を調べる辞書の逆引き検索にもBardが活用されているという。

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 Google Japanはどのような質問をすれば、求めているような答えが得られるのかも公開している。質問だけでなく目的や背景の情報も加えると、より精度の高い回答を得られるという。例えば、ユーザーが「冬休みで習得できることを教えて」と簡略的に質問せずに、「小学校4年の子供に冬休みの理科の研究で最適な10テーマ」とすれば、Bardが「身の回りのものを調べるテーマ」としていくつかの候補を示す。

GoogleBard AI 対話型 生成AI ランキング 入力の例

 ランキング3位には「プログラミング」、4位には「翻訳」と専門的な使い方が上位にランクインした。プログラミングについてはコード作成から作成したコードの説明とそれに対する修正案の提案、関数に至るまで、あらゆる回答が得られるという。翻訳に関しては単語翻訳にとどまらず、状況に応じて複数の例文を翻訳結果で示すことも可能だという。

 5位には「文章の編集」が、そして10位には「文章を完成させる」がランクインし、回答の長さや口調を変更できるBardの機能が文章編集などに役立っているようだ。

 Bardは話し相手になることも可能だ。6位に「雑談・おしゃべり」がランクインしている通り、個人的なつぶやきに答えてもらう存在としてBardが選ばれている。8位には「要点をまとめる」がランクイン。例えば、Bardに「関ヶ原の戦い」に関する質問をすると、「いつどこで行われたのか」「どのようなものだったのか」などをまとめて回答してくれるため、理解しづらい長文の要点を素早く理解するのに役立ちそうだ。

GoogleBard AI 対話型 生成AI ランキング 長文の要約に役立ちそうな使い方

英語ランキングとの比較

 Google Japanは日本語のランキングと英語のランキングの比較表も公開した。日本語では事実確認や専門的な相談など、一般的な情報収集から専門的な領域に関することまで多くの質問がされた一方で、英語では事実確認とプログラミングにBardが活用されていることが分かる。

GoogleBard AI 対話型 生成AI ランキング 日本語と英語のランキング

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