米Googleは7月13日、対話アプリケーション用言語モデル(LaMDA)を搭載した、実験的な対話型AIサービス「Bard」が40を超える言語に対応したと発表した。
Bardは幅広い知識と大規模言語モデルの能力、知性、創造性を組み合わせることを目指し、Webの情報を活用することで質の高い応答が可能なサービスだ。ただ聞いた質問に答えるだけにとどまらず、日々の業務などの生産性向上に役立つという。
同日時点において、日本語や英語を含む40以上の言語に対応し、230を超える国と地域で利用できる。具体的な対応言語は次の通りとなる。
Googleは、Bardをこれらの言語に対応させるため、「専門家やプライバシーの政策立案者、それに規制当局と連携してきた」としている。さらに「時間をかけてより多くの地域や言語でBardを提供する」とした上で、「AI原則を守り、ユーザーのフィードバックを取り入れ、ユーザーのプライバシーとデータを保護するための措置を講じていく」としている。
また、Bardに音声で読み上げる機能や、会話を他人と共有できる機能などが追加された。
音声読み上げは、例えば、新しい言語を学習しているときに単語の正しい発音を聞きたい場合や、詩や台本のセリフを聞きたい場合などに役立つという。
会話の固定と名称変更は、プロンプトを再表示できるようにしたい、という要望を受けて追加された。会話を始めると、サイドバーに最近の会話を固定したり、名前を変更したり、選択したりするためのオプションが表示される。
他にもBardとの会話の一部または全てを、他の人と共有可能になった。共有できるリンクを使用すると、回答やアイデアを他の人と共有できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.