インターネットイニシアティブ(IIJ)は1月17日、NTTドコモのネットワークに対応した、訪日外国人や一時帰国者向けのプリペイド型eSIM「Japan Travel SIM(eSIM)」を発表した。全国のローソンが2月6日から販売する。国内のコンビニエンスストアがプリペイド型eSIMサービスを販売するのは今回が初めて。
eSIMはSIMカードを抜き差しすることなしに携帯電話事業者の契約情報を書き換えられるのが大きな特徴。IIJのニュースリリースでも「差し替える必要のないデジタルSIM」と表現されている。利用には対応端末のカメラでダウンロード用QRコードを撮影するか、アクティベーションコードをコピー・ペーストしてeSIMをインストールする必要がある。
IIJは訪日外国人や在留外国人が日本滞在時に短期的な利用を目的に、eSIMを選択するニーズが今後増えると見込まれていることから、ローソン店頭で購入でき、オンラインで手続きできる手軽さを武器にJapan Travel SIM(eSIM)を訴求できると考える。
Japan Travel SIM(eSIM)はデータ容量が3GBから55GB(いずれも利用期間は30日間)までの全7プランあり、パッケージの価格はデータ容量によって異なる。eSIMの有効期間は利用開始日から30日までの間。IIJmioクーポンカードを使えば、データ容量の追加や利用期間の延長が可能だ。具体的な容量と価格(いずれも非課税)は次の通り。
利用手順は次の通りとなる。
なお、専用Webサイトでの申し込み時やeSIMプロファイルのダウンロード時には、メールアドレスとインターネットへのアクセスが必要となる。また、対応端末であっても別途APN(アクセスポイント名)の設定を行う必要がある。
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