上位モデルのXiaomi 14 Ultraは、前モデルの13 Ultraと同じく、カメラ部が大きな円形でデザインされていることが特徴。4つのカメラを搭載し、「ライカ クアッドカメラシステム」と呼ぶ。いずれも50メガピクセルで、メインは焦点距離が23mm相当でF1.63、超広角は12mmでF1.8。望遠カメラは2つあり、1つは75mmで光学3.2倍ズーム、F1.8。もう1つは120mmの焦点距離に対応、光学5倍ズームで撮影でき、F値は2.5となっている。
メインカメラには、Xiaomi 14に搭載されるセンサーよりもさらに大きい「LYT-900」という1型センサーを採用。これにより、従来比9.5倍のダイナミックレンジを実現。可変式の絞りを搭載し、絞り値をF1.63〜F4.0の範囲で変更できることも大きな特徴だ。
動画の撮影機能もXiaomi 14を上回り、プロが映画を撮れる性能を備えていることをアピールした。
カメラならではの操作性で撮影できるアクセサリー「Photography Kit」も用意。取り付けることで持ちやすくなり、1500mAhのバッテリーを内蔵しているので、電池持ちもよくなる。半押しでピントを合わせるシャッターボタンや、回して露出を調節できるダイヤルも搭載。実際に試してみると、取り付けても、さほど重くなるわけではなく、むしろ片手でも安定して撮影しやすくなるように感じた。
プロセッサはSnapdragon 8 Gen 3。5000mAhのバッテリーを内蔵し、90Wの急速充電にも対応。価格は1499ユーロ(約24万4000円、16GB+256GB)から。
Xiaomi 14シリーズと合わせて、新しいタブレットとスマートウォッチも発表した。
タブレットは12.4型の「Xiaomi Pad 6S Pro」。画面アスペクト比が3:2の使いやすいディスプレイで、解像度は3K、リフレッシュレートは最大144Hz。6つのスピーカーを搭載し、Dolby Vision、Dolby Atmosのどちらにも対応しているので、映像視聴にも適している。
プロセッサはSnapdragon 8 Gen 2。1万mAhの大容量バッテリーを内蔵し、最大120Wの急速充電にも対応している。
Xiaomi Pad 6SにもXiaomi HyperOSがプリインストールされており、HyperOSによる独自機能が充実。Xiaomiのスマホと連携することで、より便利に使える趣向だ。
AIを用いた機能では「AI Art」がユニーク。落書き程度のシンプルな下絵を描くだけで、プロが描いたような絵に変換できる機能だ。絵が苦手な人でも、自分が意図する作品を描けて、コンテンツの素材として活用したりできる。
価格は699ユーロ(約11万4000円、8GB+256GB)。専用のカバー付きキーボード(169ユーロ、約2万7600円)とペン(99ユーロ、約1万6200円)も用意されている。
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