Xiaomiの新型スマホ/タブレット/スマートウォッチ/を一挙解説 「新カメラ」「AIお絵かき」「着せ替え」に注目(2/3 ページ)

» 2024年02月26日 23時07分 公開
[村元正剛ITmedia]

1型センサー搭載のUltraは、カメラライクになるキットも発売

 上位モデルのXiaomi 14 Ultraは、前モデルの13 Ultraと同じく、カメラ部が大きな円形でデザインされていることが特徴。4つのカメラを搭載し、「ライカ クアッドカメラシステム」と呼ぶ。いずれも50メガピクセルで、メインは焦点距離が23mm相当でF1.63、超広角は12mmでF1.8。望遠カメラは2つあり、1つは75mmで光学3.2倍ズーム、F1.8。もう1つは120mmの焦点距離に対応、光学5倍ズームで撮影でき、F値は2.5となっている。

Xiaomi Xiaomi 14 Ultraのカラバリは2色
Xiaomi 背面はヴィーガンレザーで、カメラライクな手触り
Xiaomi ライカとのコラボレーションによるクアッドカメラウィ搭載
Xiaomi カメラの組み合わせ利用により、1台で幅広い焦点距離をカバーする
Xiaomi Leica Camera AGのCEO、Matthias Harsh氏も登場し、ライカの優位性について語った

 メインカメラには、Xiaomi 14に搭載されるセンサーよりもさらに大きい「LYT-900」という1型センサーを採用。これにより、従来比9.5倍のダイナミックレンジを実現。可変式の絞りを搭載し、絞り値をF1.63〜F4.0の範囲で変更できることも大きな特徴だ。

Xiaomi 1型のイメージセンサー「LYT-900」を搭載
Xiaomi 絞りの調整で、光学的に明るさや背景ボケをコントロールできる

 動画の撮影機能もXiaomi 14を上回り、プロが映画を撮れる性能を備えていることをアピールした。

Xiaomi 本格的な映画を撮影できる性能を備えている。会場では実際の撮影風景と、撮影された映像の一部も上映された

 カメラならではの操作性で撮影できるアクセサリー「Photography Kit」も用意。取り付けることで持ちやすくなり、1500mAhのバッテリーを内蔵しているので、電池持ちもよくなる。半押しでピントを合わせるシャッターボタンや、回して露出を調節できるダイヤルも搭載。実際に試してみると、取り付けても、さほど重くなるわけではなく、むしろ片手でも安定して撮影しやすくなるように感じた。

Xiaomi Photography Kitを取り付けると、さらにカメラらしくなる
Xiaomi グリップ部には電池が内蔵されていて、USB Type-Cで接続する
Xiaomi 片手持ちでも安定してシャッターを押せた

 プロセッサはSnapdragon 8 Gen 3。5000mAhのバッテリーを内蔵し、90Wの急速充電にも対応。価格は1499ユーロ(約24万4000円、16GB+256GB)から。

Xiaomi ディスプレイは6.73型だが、ベゼルは細く。そんなにゴツい感じはしない

Xiaomi Pad 6S Proには「AI Art」機能をプリイン

 Xiaomi 14シリーズと合わせて、新しいタブレットとスマートウォッチも発表した。

 タブレットは12.4型の「Xiaomi Pad 6S Pro」。画面アスペクト比が3:2の使いやすいディスプレイで、解像度は3K、リフレッシュレートは最大144Hz。6つのスピーカーを搭載し、Dolby Vision、Dolby Atmosのどちらにも対応しているので、映像視聴にも適している。

Xiaomi Xiaomi Pad 6Sは3Kディスプレイを搭載し、リフレッシュレートは最大144Hz

 プロセッサはSnapdragon 8 Gen 2。1万mAhの大容量バッテリーを内蔵し、最大120Wの急速充電にも対応している。

 Xiaomi Pad 6SにもXiaomi HyperOSがプリインストールされており、HyperOSによる独自機能が充実。Xiaomiのスマホと連携することで、より便利に使える趣向だ。

Xiaomi スマホと連携して便利に使える機能が充実

 AIを用いた機能では「AI Art」がユニーク。落書き程度のシンプルな下絵を描くだけで、プロが描いたような絵に変換できる機能だ。絵が苦手な人でも、自分が意図する作品を描けて、コンテンツの素材として活用したりできる。

Xiaomi 簡単な絵を描くだけで……
Xiaomi 描きたい状況と絵のタッチを選択すると、プロが描いたような絵になる

 価格は699ユーロ(約11万4000円、8GB+256GB)。専用のカバー付きキーボード(169ユーロ、約2万7600円)とペン(99ユーロ、約1万6200円)も用意されている。

Xiaomi 充電不要で接続するとすぐに使えるキーボード「Xiaomi Pad 6S Pro Touchpad Keyboard」と、マグネット式で装着して充電できる「Xiaomi Focus Pen」も発売する

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