2019年にSamsungとHuaweiが折りたたみスマートフォンを出してから4年がたち、今ではAppleを除くほぼ全ての大手メーカーが同型モデルを出しています。OnePlusも2023年10月に「OnePlus Open」で折りたたみ市場に参入、米国やインドで販売中です。
ヴィーガンレザーの背面に「1+」のロゴを入れたOnePlus Openは高級モデルであり、なおかつ4800万画素の広角と超広角、6400万画素の3倍望遠カメラを搭載するというカメラ強化モデルでもあります。プロセッサは登場時期の関係でSnapdragon 8 Gen 2ですが、今でも十分高性能です。閉じたときのサイズは73.3(幅)×153.4(高さ)×11.7(奥行き)mm、重量は239g。SamsungのGalaxy Z Fold5より薄く軽量です。
全体のデザインは角を立てたシャープな形状。中国ではHuaweiやHONORがさらに薄いモデルを出していますが、角の部分は丸みを持たせており、握ると数字以上に薄く感じます。一方、OnePlus Openは角の部分が手のひらに当たるので、しっかりと保持できる印象です。
閉じたときのディスプレイサイズは6.31型(1116×2482ピクセル)、アスペクト比は20:9なので、このままでも一般的なスマートフォンのように使えます。インカメラは3200万画素のものを搭載します。
開くと7.82型(2440×2268ピクセル)となり、小型タブレットのように使えます。画面の3分割表示など折りたたみに特化したUIを搭載しているので、使いやすいと評判です。なお、こちらのディスプレイのカメラは2000万画素です。
OnePlus Openは、実はOPPOの「Find N3」のOEMモデルで、両者のハードウェアスペックは同一です。OPPOの進出していない米国ではOnePlus Openを販売。インドではOPPOブランドでは縦折式の「Find N3 Flip」を販売し、横折式はこのOnePlus Openを投入と、ブランドをうまく分けて販売しています。OPPOとしても世界シェア上位のSamsung、Apple、Xiaomiに少しでも近づくために、OPPOとOnePlusのダブルブランドを効果的に各国で使っていくのでしょう。
日本ではOPPOブランドは格安なカジュアルモデルという印象も強いだけに、このOnePlus Openを出して「最新技術のOnePlus」ブランドで展開するというのもありかもしれません。日本では、海外に比べると折りたたみスマートフォンは少ないだけに、OPPOが攻め入る場所もあるのではないでしょうか。
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