もうATMに並ばなくていい! 銀行口座間のお金を手数料無料で移動できる「エアウォレット」を使ってみたスマホ決済のお得な活用術

» 2024年03月11日 13時00分 公開
[綿谷禎子ITmedia]

 リクルートと三菱UFJ銀行の合弁会社が提供する「エアウォレット」というアプリを知っているだろうか? 金融機関の送金や出金が無料でできる、とても便利でお得なサービスだ。筆者は2023年から使い始めたのだが、異なる銀行口座間のお金の移動がある人におすすめだと感じた。その理由について説明しよう。

エアウォレット エアウォレットアプリでお金の移動をしたり決済したりした

エアウォレットで自分名義の銀行口座間のお金を手軽に移動

 筆者は毎月、三菱UFJ銀行から三井住友銀行にお金を移動させている。家賃の振り込み先が三井住友銀行の口座なので、メインバンクの三菱UFJ銀行から家賃分のお金を移動させているのだ。

 振り込みだと他行あて3万円以上の場合、220円の振込手数料がかかる。その手数料がもったいないので、毎月、三菱UFJ銀行のATMでお金を引き出し、三井住友銀行のATMで入金することを繰り返していた。

 1カ月に1回のこととはいえ、このお金の移動がけっこう面倒。ここ数年はキャッシュレス決済の普及で、ATMの利用がめっきり減ったし、月末はATMが混みがち。それに十数万円の現金を持って銀行から銀行へと移動するのも緊張する。

 最近ではさまざまな送金サービスがあり、三菱UFJ銀行の場合、「Bank Pay」というアプリを使って、「ことら送金」というサービスを利用すれば、手数料無料でお金を移動することができる。

 とはいえ、ことら送金の1回の上限金額は10万円まで。銀行に申請すれば1日の上限金額を初期設定の10万円から引き上げることはできるのだが、家賃は10万円以上になるので、複数回、送金の操作をしなければいけない。それも面倒に感じて、利用するには至らなかった。

 「他に何かいいサービスはないものか?」と探していたときに見つけたのが、エアウォレットだ。今はこのサービスのおかげで、快適にお金の移動ができている。

エアウォレット 決済もできる「エアウォレット」アプリ

少し時間はかかるものの最短、当日中の出金が可能

 エアウォレットに登録できる金融機関は37行(2023年8月28日時点)あり、筆者が利用したい三菱UFJ銀行と三井住友銀行はいずれも登録できる。ネットバンキングを利用している必要があるものの、筆者はもともと各ネットバンキングサービスの「三菱UFJダイレクト」と「SMBCダイレクト」を利用していたので、問題なくスムーズに使い始められた。

 お金を移動させるには、最初に両方の銀行口座を登録しておき、引き出し先の銀行口座からエアウォレットにチャージ。そのチャージしたお金を入金先の銀行口座に出金する。手数料は無料だが、出金までには少し時間を要する。今日、出金の申請をしたら、明日に出金できるくらいのイメージだ。営業日の午前10時までに申請すると、当日中に出金できるそうなので、急ぎの場合も対応できそうだ。

エアウォレットエアウォレット 出金を申請する(写真=左)。出金の申請が完了。振込予定日も表示される(写真=右)

 出金の回数制限はなく、上限金額は1日30万円。一度の操作で家賃分のお金を無料で移動できるので、今はATMに並ぶことなく、エアウォレットを活用している。

 通常なら必要な振込手数料がなぜ無料なのだろう? それには、エアウォレットアプリで利用できる決済サービス「COIN+(コインプラス)」の存在が大きい。ユーザーがCOIN+で決済することで、加盟店がエアウォレットに決済手数料を支払うのだが、その決済手数料を金融機関への振込手数料に充てているそうだ。振込手数料が無料になるため、COIN+では極力、必要経費を抑え、決済してもポイントなどは付かない。

 このことを知ってから、毎月の振込手数料無料のお礼として、「COIN+も利用しなくては」という意識が芽生え、いろいろなところで利用している。

全国40万店舗以上のお店で利用できるCOIN+

 COIN+はコンビニやカフェ、美容サロンなど、全国40万店舗以上のお店で利用できる。中でも筆者が一番、よく利用しているのが無印良品だ。

 COIN+は事業者の決済基盤として組み込むことができ、無印良品のアプリ「MUJI passport」をはじめ、リクルートが運営する「ホットペッパービューティー」や「ホットペッパービューティーグルメ」のアプリでも利用できる。

エアウォレットエアウォレット 「MUJI passport」アプリ(写真=左)。COIN+を支払い先に登録した「MUJI passport Pay」の決済画面(写真=右)

 無印良品で買い物するときにはMUJI passportの会員証を読み取ってもらい、「MUJIマイル」をためている。この画面からCOIN+で決済できるので、アプリの操作はスムーズ。全国約250店舗の無印良品以外にもローソン、100円ショップのキャンドゥなど、普段、よく買い物するお店で使えることが分かった。

 COIN+では決済によるポイントは付かないのだが、店舗によってはスタンプカードを導入しているところもある。5回決済するとドリンク1杯無料などの特典があるので、スタンプをためる楽しみも生まれた。

エアウォレット スタンプカードの画面

 いつもは「このお店ではこのサービスがお得!」と、より多くポイントがたまる決済サービスを使い分けているが、COIN+ならそんなストレスがない。通常なら220円の振込手数料が無料になるというだけでお得なので、それ以上、得しようとは考えないからだ。ストレスなく気持ちよく使えるという意味でも、「エアウォレットって意外といいのでは?」と思い始めている。

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