“ECに弱い”ドコモがAmazonと再びタッグを組む理由 「dポイントがAmazonで使えるのは“初めて”」で誤解も(1/2 ページ)

» 2024年04月10日 21時40分 公開
[金子麟太郎,ITmedia]

 NTTドコモとアマゾンジャパンが2024年4月10日に協業を発表した。同日から、dポイントクラブ会員がドコモ回線契約の有無に関わらず、Amazon.co.jpでdポイントを利用できるようにした。両社は都内で記者会見を開催。NTTドコモの井伊基之社長や、アマゾンジャパンのJasper Cheung(ジャスパー・チャン)社長らが登壇し、協業の詳細や狙いを説明した。

docomo ドコモ Amazon dポイント dポイントクラブ会員がドコモ回線契約の有無に関わらず、Amazon.co.jpでdポイントを利用できるようになった
docomo ドコモ Amazon dポイント 握手をする、NTTドコモの井伊基之社長と、アマゾンジャパンのJasper Cheung(ジャスパー・チャン)社長

dポイントがAmazonで“初めて”たまる/使えるの詳細

 まず今回の発表では、「dポイントをAmazonでためたり、使ったりできる」という点が大々的にアピールされている。Amazon.co.jpの買い物で他社のポイントを使えるようになるは今回が初だという。だが、これまでAmazonで全くdポイントをためられなかった、ということではない。

 ドコモ広報によると、「従来は、ドコモ利用者が支払い方法として『d払い』を選択した場合のみ、dポイントをためたり使ったりすることができたが、今回の協業により、dアカウントとAmazonアカウントを連携し、クレジットカードなどの支払方法でもdポイントをためたり使ったりできるようになった」わけだ。

 「Amazonで買い物をする際に獲得予定のdポイント数や、利用可能なdポイント数の確認」(ドコモ広報)も可能になる他、連携後もAmazonが日本独自に提供している「Amazonポイント」が廃止されることなく、dポイントとAmazonポイントの両方をためたり使ったりできるという。

 これまでよりユーザーの利便性が向上した一方で、発表後にX(旧Twitter)で一般ユーザーの反応を見ると、一部の人が「今日からようやくAmazonでdポイントがたまるようになった」と正確性に欠ける投稿をしており、この文言だけが一人歩きしないかが心配になる。

 ちなみに、ニュースリリースには「Amazon.co.jpでのお買物において、他社のポイントを獲得し、かつ利用もできるのは今回が初となります」とあるが、この他社ポイントは「Amazon以外の会社が提供するポイントを指す」(ドコモ広報)としている。「Amazonでの買い物でQRコード決済によるポイント付与ではなく、他社(=Amazon以外の会社)のポイントを獲得し、かつ利用もできるのは、dポイントが初めて」(ドコモ広報)という意味だ。

 Amazonにおけるdポイント還元の条件についてはこうだ。Amazonで1回あたりの合計注文金額が5000円(税込み)以上の買い物をすると、決済額の1%分のdポイントがたまる。1回あたりの還元上限は100ポイントだ。d払いで支払いをすると、200円で1ポイントたまり、1ポイント1円として利用できる。

docomo ドコモ Amazon dポイント Amazonにおけるdポイント還元の条件。5000円(税込み)以上の買い物をすると、決済額の1%分のdポイントが付与される

ドコモユーザー向けの特典 追加還元率が2%になる条件も

 翌11日からは、ドコモ回線を持つ人がドコモ経由で「Amazon プライム」の月額プランに登録すると、dポイント(期間・用途限定)が毎月120ポイント還元される。加えて、Amazonプライムの月間プラン利用料に相当する600円を3カ月間割り引く。

docomo ドコモ Amazon dポイント ドコモユーザーによる「Amazon プライム」の月額プランへの登録で、毎月120ポイントが還元されるなど、ドコモユーザー向けの特典もある

 さらに、「(1)eximo、ahamo、ギガホを契約しているユーザー」と「(2)60歳以上のユーザー」が、Amazonでの支払いにd払いを利用すると、基本還元分の0.5%に加え、1%のdポイント(期間・用途限定)が追加でたまる。先に「5000円(税込み)以上の買い物をすると、決済額の1%分のdポイントがたまる」と記述したが、(1)と(2)の条件を両方満たした場合、追加還元率が2%になる。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月26日 更新
  1. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  2. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  3. 「Galaxy Z Fold8」「iPhone Duo」を“メイン端末”として使う上での課題 縦型コンテンツの最適化をどう進める? (2026年10月26日)
  4. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  5. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  6. KDDI、子会社モビコムのモンゴルでの火災について事実関係を公表 「法令違反行為を行っていない」 (2026年10月24日)
  7. きょう発売の「iPhone Duo」、Apple 表参道でゲットしてきた 早速開封レポート (2026年10月23日)
  8. デジタル庁が「Androidのマイナンバーカード」対応機種を公表 属性証明機能を使える機種は限定的 (2026年10月19日)
  9. iPhone Duoを使って痛感した「Face ID」のありがたさ 充電スタンドに置いたまま通知が見られない不便さに苦しむ (2026年10月24日)
  10. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー