Googleに聞く「Google メッセージ」日本展開の意義 AppleのRCS対応は「非常に楽しみにしている」(2/2 ページ)

» 2024年05月16日 18時00分 公開
[石野純也ITmedia]
前のページへ 1|2       

Google メッセージにもステッカーがある 写真から作成できるフォト文字も

―― 日本では、メッセージサービスとしてLINEがあり、人気を博しています。スタンプのような機能も一般的です。Googleメッセージにも同様の機能はありますか。

イェンドレヨヴィッチ氏 はい。ステッカーがありますし、「フォト文字」という便利な機能もあります。これは数週間前にリリースしたもので、写真を撮って、自分だけの絵文字を作成できます。また、メッセージに対するリアクションにも、このフォト文字を利用できます。作成時には、デバイス上のAIモデルを使用し、背景を取り除いてフォト文字として分離しているため、クラウドには何もアップロードされません。

Google メッセージ 写真を簡単にステッカー化できるフォト文字

―― キャラクターのようなスタンプはサポートしていますか。

イェンドレヨヴィッチ氏 ステッカーパックにはさまざまな種類があり、追加することもできます。これは継続的に改善し、新しいステッカーも追加しています。

―― ストアのようなものはないのでしょうか。

イェンドレヨヴィッチ氏 基本的には外部パートナーと協力して、ステッカーパックをアプリに導入しています。ただし、Playストアのような購入できる場所はありません。

Google メッセージ さまざまなステッカーパックが用意されている

―― 日本では、IP(知的財産権)を持った会社も多いので、販売したいところも多いと思います。

イェンドレヨヴィッチ氏 現時点ではできませんが、日本での展開が拡大すれば、当然のこととして検討すべきだと思います。ユーザーが増えるにつれ、市場特有のカスタマイズが意味を持ち始めるからです。現時点で発表できることはありませんが、日本のユーザーに確実にサービスが提供できるよう、取り組んでいきます。

AIを活用したスパム対策や、LLMを活用してテキスト作成を支援する機能も

―― Googleメッセージの特徴的な機能について教えてください。

イェンドレヨヴィッチ氏 AIについてコメントさせてください。AIは企業として最大の優先事項で、私たちはこれに多大な投資を行っています。Googleメッセージでも、AIを組み込む方法を模索してきました。それが役立つと思われる具体的な事例がいくつかあります。

 AIを使って長年取り組んできた重要な分野の1つに、スパム対策があります。スパムや詐欺といった行為から、ユーザーを守ります。これは非常に重要な分野で、私たちが絶対的に優先すべきことだと考えています。AIは、悪質な行為を迅速に特定し、ユーザーを保護する上で重要な役割を果たします。誰かがフィッシングのURLを含むメッセージを送信してきた場合、デバイスがオフラインであっても、それを検出できるメカニズムを用意しています。

 また、ユーザーがAIを使って自分自身を表現できるようにもしています。文章マジック(Magic Compose)と呼ばれる機能で、デバイス上でLLM(大規模言語モデル)を使い、テキストメッセージの作成を支援します。Geminiにメッセージを作成するように依頼し、表示されたオプションの中からコピー&ペーストするだけでメッセージを送ることもできます。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月13日 更新
  1. スタバ長時間滞在、なぜ「一律ルール」設けない? “スマホでゲーム、PCで仕事も…広報見解は (2026年06月12日)
  2. 新エントリースマホ「arrows We3」発表 コンパクトな高耐久ボディーに5000mAhバッテリーや新カメラを搭載 (2026年06月11日)
  3. 「JALモバイル powered by ahamo」のお得度を検証 本家ahamoやIIJmio版とは何が違う? (2026年06月12日)
  4. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  5. 「日本通信アプリ」の新バージョン提供開始 FPoS対応で本人確認のセキュリティを強化 (2026年06月11日)
  6. 20万円超も珍しくない高額スマホ時代、「スマホ保険」の選び方と料金の目安は? (2026年06月12日)
  7. 「Nintendo Switch 2」が“転売ヤー”の餌食に 多言語版の買い占め→「プレイ50時間」条件復活 (2026年06月12日)
  8. なぜ? マクドナルド「巨大セルフ注文端末」に批判殺到の理由 UI/UXに価格表示まで……直面している課題とは (2026年05月14日)
  9. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  10. あのシャープが「ウェアラブル」に参戦? スマホ「AQUOS」新製品予告 詳細は16日に発表 (2026年06月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー