「Galaxy S24 Ultra」のカメラを徹底検証 2億画素の10倍ズームは常用できるレベル AIやSペンを駆使した機能も秀逸:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

» 2024年05月20日 17時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

2億画素もいいけど、通常の撮影もハイクオリティー

Galaxy S24 Ultra 望遠でビルを撮影しているの図

 ではいろいろと撮ってみよう。

 何はともあれ気になるのは2億画素。

 カメラアプリからワンタップで画像サイズを変えられるのが便利。必要に応じてさっと上げたり戻したりできる。

 選べるのは50M(5000万画素)と200M(2億画素)の2つ。

Galaxy S24 Ultra 1200万画素の他に、5000万画素と2億画素を選べる(広角カメラの場合)

 取りあえず、1200万画素と2億画素で撮影し、1200万画素の中央部分を400%表示したもの(そうすると2億画素相当の大きさになる)と2億画素の100%で、中央の菜の花と桜のあたりを並べてみた。2億画素だと、ここまで写っているのである。

Galaxy S24 Ultra 左が1200万画素、右が2億画素。ディテール描写の違いが一目瞭然だ

 桜や菜の花ってディテールに差が出やすいわけで、この2億画素は……ガン見すると端っこの方でちょっと劣化が目立つけど、パッと見た感じはかなりよい。ただしファイルサイズがすごく大きくなるのでそこは注意。現実的には5000万画素くらいで止めといた方がいいかなとは思う。

 続いてシーン別に。まずは超広角で撮った逆光桜。ど真ん中に太陽を入れてみたんだけど、予想以上に雰囲気がちゃんと出ていてよい。

Galaxy S24 Ultra 超広角カメラで逆光の桜。むちゃな構図だったけどきれいにまとまってくれた

 続いて広角で噴水。モデルさんが座っているとリゾート地に来たみたいだけど、普通に東京です。

Galaxy S24 Ultra 噴水の池がきれいに青くて、リゾート地っぽく写ってしまった。東京なのに

 続いて人。

Galaxy S24 Ultra 陽射しが強くて顔の陰影が強くでちゃったけど、実際にそうだったのだからしょうがない

 人を撮るときは少し望遠にした方がバランス良く撮れて良い。

 写真モードでは肌の滑らかさや目の輪郭など「フェイス」エフェクトをかけられる。これはレベル5で撮ったもの。

Galaxy S24 Ultra 2xの望遠にして逆光ぎみで撮影

 さらにポートレートモードにして、肌の滑らかさを5にセットしてみた(手のひらを見せているのは、滑らかさを5にしましたという印。あとから分かんなくなっちゃうので)。

 逆光気味で、通常の写真モードだともうちょっと顔を明るく撮ってほしいかなと思ったけど、ポートレートモードにしたら問題なし。背景も手もいい感じのぼけてくれたし顔の明るさもよし(むしろ、あの条件でよくここまで持ってきたよなと思う)。

Galaxy S24 Ultra 同じ場所でポートレートモード。前後がボケた他、顔もより明るく滑らかになった

 せっかくなので5x望遠の写真も。通常の写真モードで。

Galaxy S24 Ultra 5xで撮影。人を撮るにはちょうどいい中望遠になる(115mm相当)

 人を撮るならイメージセンサーやレンズの性能が一番良くて、なおかつバランス良く撮れる「2x」がいいかな。

 その流れで望遠ものもいこう。2x望遠でチューリップと高層ビル。

Galaxy S24 Ultra チューリップが鮮やかできれいだったので、背景に青空と高層ビルを入れてみた

 3x望遠のポートレートモードで桜。

Galaxy S24 Ultra ポートレートモードで桜。かなりうまくエッジが処理されていてよい

 5x望遠で夕日。

Galaxy S24 Ultra 夕空がきれいだったので思わずカメラを向けたのだけど、予想以上にいい感じに撮れてくれた

 10x望遠でビルの最上階。

Galaxy S24 Ultra こういう直線的な被写体だと実にきりっときれいに撮れる

 望遠編最後は30x望遠で水浴び直後のヒヨドリ……はちょっとデジタルズームらしい不自然さが残ってしまったけど、がんばった。

Galaxy S24 Ultra ヒヨドリが水浴びをしてたので思わず30xで撮ってしまった。羽をバタバタしてたこともあって難易度は高かったか

 続いては近距離撮影だ。

 2x望遠のポートレートモードでオムライス。

Galaxy S24 Ultra 背景をきれいにぼかすべく、ポートレートモードにして2xの望遠にしてオムライスを撮ってみた。大変美味でした

 なお、S24 Ultraはぐぐっと被写体に近づくと、画面左下にフォーカスエンハンサーアイコンが出る。これが出ると、マクロモードになり、カメラが超広角カメラのデジタルズームに切り替わる。

Galaxy S24 Ultra カメラを近づけるとフォーカスエンハンサーモードになる。これをタップすることでオンオフできる

 2〜30cmの距離でこのアイコンが出るのだけど、実はアイコンをタップしてフォーカスエンハンサーをオフにしても、あと10cmくらい(ちゃんと測ってないのでアバウトだけど)は近づけるのだ。

Galaxy S24 Ultra フォーカスエンハンサーオンで撮影したペットボトル。フォーカスエンハンサーがオンならあと数センチは近寄れる
Galaxy S24 Ultra フォーカスエンハンサーオフで撮影したペットボトル。こちらはこれ以上近づけるとピントが合わない

 超広角カメラだとより深くピントがあってくっきりするけど、センサー性能がちょっと落ちるカメラを使うので、暗所では画質がちょっと落ちたり、背景があまりボケなかったりする。逆に、メインカメラでギリギリまで近寄ると、ピントの合う範囲が狭いので、ちょっとずれたところはボケはじめる。でも画質はよくて、背景のボケも大きい。

 まあそこはケースバイケースでオンオフしてみるべし。

 最後は夜。

Galaxy S24 Ultra 自動的に夜景モードに切り替わって撮影。ちょっとわざとらしいほど空の色も出ていてキレイな夜景だ
Galaxy S24 Ultra ビルの上に浮かぶ三日月がきれいだったのでつい10xの望遠で撮ってしまった。ちょっと空が明るすぎたかな

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