最後はSペンの登場だ。
やっぱペンを内蔵していて、ワイヤレスリモコンとして使えるってのはすごくいい。
そんなわけで、ペンを使って自撮り。
これはめっちゃ便利なのでぜひ活用したいのである。
ミニペンでもいいから全Galaxyが搭載すべきじゃなかろうか。自撮りが得意な縦折りの「Galaxy Z Flip」シリーズとか。
そしてペンといえば編集。AIを使った新しい機能もペンがあればすごく使いやすい。
まずはGoogleの「かこって検索」。指でもできるけど、ペンならより正確にササッと囲める。
続いて、Galaxyの生成AIを使った編集機能。
傾きを直したり、対象をなぞって囲ってそれを消したり場所を動かしたりできるものだ。
風景写真から人を消してみよう。
なぞって囲ったりタップしたりすると被写体が選択される。ここで「消しゴム」をタップし、「生成」をタップすると見事に消してくれた。
なんか、この機能のために撮ったような作例で恐縮だけど、その通りです。
なお、この機能を使って被写体を消したり動かしたりした写真には、生成AIを使ったという証拠のウオーターマークがついて、分かるようになっている。これはAIを使っていじったことがひとめで分かるのでよい。
最後にもう1つ、新機能。普通に撮った動画の一部だけを後からスローモーションにする技だ。
再生時に画面を長押しすると、リアルタイムでスローモーションにしてくれる(コマの間をAIが補完するので滑らかなスローモーションになる)。
これだけだとその場でスローにして動きをチェックする、的な使い方になるけど、編集機能で「速度を調整」を使えば、「あとから部分的にスローモーションにした」動画を生成することができるのだ。
そこで、猫とおもちゃで遊んだ動画の一部だけを速度を1/4にしてみた。あとからこれができるのってめちゃ便利。
その動画がこちら。10秒過ぎくらいからスローモーションになってます。
というわけで、Galaxy S24 Ultraは基本的に何を撮ってもちょっと鮮やか目の見栄えのする写真を撮ってくれるし、デジタルズームにもすごく強い。AIががんばってくれることで、カメラ任せできれいに撮れるのは、ぱっと撮りだしてさっと撮るのが身上のスマホにはよい機能だ。見栄えのする写真になりすぎ、ってこともあるけど、それはまあ好き好きの問題だ。
その上で、さらに「望遠に強い」&「ペンを内蔵してる」のはS24 Ultraの強みだ。撮影にも編集にも活躍するペンはすばらしいと思うのである。
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