「だ・である調」と「です・ます調」が混在してしまったので、この点を修正していく。手動でやっても良いが、せっかくなのでChatGPTに校正してもらおう。
(文章ver.4)ChatGPTがさらに修正した文章──「雪が静かに降り始め、厚着をし、庭に足を踏み入れた。一面に広がる白い雪は、まるで北国の風景の一部のように感じられた。今年初めて触れる雪は、記憶の中で感じたよりも冷たく、少し痛みを伴っていた。私は両手で収まるほどの小さな雪だるまを作りながら、冷たさを感じる指先を息で温めた。雪が降る音だけが、静かな庭に響いていた。ほんの一瞬の間、日常の喧騒から解放されたように感じた。この小さな瞬間が、私にとって特別なものであった。」
このの文章では、「雪が静かに降り始め」→「一面に広がる白い雪」という時系列に違和感があるし、自宅の庭に対して「庭に足を踏み入れる」という表現も変だ。「静か」や「一瞬」「瞬間」といった表現に重複を感じるので、筆者としては手を加えないとまずいと感じる。
そこで、ChatGPTを駆使しながら、単語や慣用表現の単位で、類語表現を探しながら推敲のヒントを探ってみたい。例えば「厚着をし」の表現の書き換えを探ってみる。
筆者のおすすめは、自力で買い替え表現を考えた上で、その書き換え表現について、“「〜」を別の書き方にしてください”と指示してよりより表現がないか探るアプローチだ。
こうしたステップを各所で繰り返し、ところどころでChatGPTを使って書き換えのヒントを探りながら、細部を推敲していく。以下のように整った。
(文章ver.5)ChatGPTで表現を探りながら、筆者が推敲を重ねたもの──「庭が白くなっている。慌てて暖かいコートを着て、庭に足跡を付けにいく。一面に広がる白い雪は、まるで北国の風景を思わせた。今年初めて触れる雪は、記憶の中のそれよりも冷たく、少し痛みを伴っていた。両手で収まるほどの小さな雪だるまを作りながら、赤くなった指先を息で温める。辺りには、雪が降る音だけが響いている。ほんの一瞬ではあるが、日常の喧騒から解放されていた。空に溶けていった白い息は、私にとって特別なものであった。」
最初の出力に比べると、かなり良い感じになってきた。
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