そんな中、クレカが使えなくてもコード決済には対応しているという店舗によく遭遇した。台湾のコード決済サービスはいくつかあるが、LINEヤフーによればLINE Payが普及率でNo.1を獲得しており、2023年時点で台湾人口の2人に1人に相当する1200万人以上の利用者がいるという。確かに街中でLINE Payのロゴを至るところで見かけた。
決済方法は、レジ付近に設置されたQRコードを読み取って支払うユーザースキャン方式と、こちらで表示させたQRコードを読み取ってもらうストアスキャン方式の2パターンで、日本のLINE PayユーザーもLINE Payアプリをそのまま使える。
実際に、寧夏夜市にある魯肉飯(ルーローハン)の名店や、雙城街夜市にあるタピオカミルクティーの有名チェーン店、そして至る所にある飲み物の自動販売機でLINE Payを使えた。基本的にクレカをあらかじめひも付けて使う「チャージ&ペイ」での支払いとなるので、実質的にクレカ払いが可能になって非常に便利だった。
さらにこんなケースもあった。台湾桃園国際空港の保安検査場を通過したところにラーメン自販機「Yo-Kai Express」が設置されているのだが、決済手段はクレカとコード決済、悠遊カード(EASY CARD)のみ。なぜか日本発行のクレカは使えず、現金は日本円に両替済み。悠遊カード(EASY CARD)のチャージ分も既に使い切っていた。そこで支払いに使えたのがLINE Payというわけだ。
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