モトローラ・モビリティ・ジャパンは7月12日、新型スマートフォン「edge50 pro」を発売する。主要な家電量販店やECサイトの他、インターネットイニシアティブ(IIJ)のMVNOサービス「IIJmio」などを通して販売される予定で、モトローラの直販サイトにおける販売価格は7万9800円となる。一部の販路では7月3日から販売予約を受け付けている。
また、ソフトバンクは同日、本モデルをベースとするオリジナルモデル「edge50s pro」をソフトバンクブランドから発売する。オリジナルカラーとして「バニラクリーム」をを用意していること、搭載メモリ容量や一部のプリインストールアプリが異なることを除き、moto edge50 proと同一仕様となる。
edge50 pro/edge50s proは、海外の一部地域でリリース済みの「edge50 pro」の日本向けモデルで、「edge 40」の後継という位置づけだ。日本向けのカスタマイズとして「おサイフケータイ(モバイルFeliCa)」に対応していること以外は、ハードウェアの仕様において海外モデルとの差異はない。
プロセッサ(SoC)は、Qualcommのミドルハイレンジ向け「Snapdragon 7 Gen 3」を搭載する(CPUコアは合計8基)。スマホを使ったゲームや動画視聴も快適に楽しめるという。
メモリはedge50 proが12GB、edge50s proが8GBを備える。ストレージは両モデル共に256GBで、microSDメモリーカードには対応しない。OSはAndroid 14をプリインストールする。
ディスプレイは6.7型の有機ELで、解像度は1220×2712ピクセル(パンチホールあり/端部カーブあり)、リフレッシュレートは最大144Hzとなる。HDR表示にも対応する。Pantoneによるカラーチューニングを施されている。画面ガラスはCorningの「Gorilla Glass」を採用する。
内蔵スピーカーはステレオ(2基)構成で、Dolby Atmos規格の空間オーディオにも対応している。
プロセッサは「Snapdragon 7 Gen 3」を採用する。ミドルハイレンジのスマートフォン/タブレット向けのSoCで、CPUコアは計8基構成となる。一般モデルとソフトバンク向けモデルでは、メモリの搭載容量が異なるので注意したい
ディスプレイは約6.7型のpOLED(プラスチック基板の有機EL)を採用する。表示のキレイさを重視しているといい、HDR10+に準拠したHDR表示に対応する他、Pantoneによるカラーチューニングも行っているアウトカメラは約5000万画素(メイン/F1.4)、約1000万画素(超広角/接写、F2.2)、約100万画素(3倍望遠、F2.0)のトリプル構成で、メインカメラのセンサーは光学式手ブレ補正(OIS)とレーザーセンサーによるオートフォーカス(AF)にも対応する。インカメラは約5000万画素(F1.9)のシングル構成で、AFに対応する。カメラ撮影についても、Pantoneによるカラーチューニングが施されている。
本機では「moto AI」というAI(人工知能)を主にカメラ撮影で活用しており、白飛び補正や手ブレ補正、高倍率(最大30倍)の電子ズーム時の画質補正も自動かつ手軽に行える。
外部接続端子(充電兼用)はUSB 3.2 Gen 2 Type-Cで、USB PD(Power Delivery)による急速充電と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力に対応している。3.5mmイヤフォン/マイク端子は備えない。
急速充電は最大125Wとなっており、ソフトバンク向けモデルは「神ジューデン」対応機種として名を連ねている。125W出力可能な充電(AC)アダプターも付属する。バッテリー容量は4500mAh(定格)で、Qi(チー)規格のワイヤレス充電にも対応する。
モバイル通信は5G NR(Sub-6)、LTE、W-CDMAに対応しており、以下の周波数帯(バンド)のエリアで利用可能だ。SIMカードはnanoSIMとeSIMのデュアル構成に対応する。
5G NR:n1/n3/n5/n8/n28/n41/n77/n78
LTE:Band 1〜5/7/8/11/12/17〜19/26/28/38〜42/66
W-CDMA:Band 1/2/4/5/8
その他、Wi-Fi 6E(6GHz帯対応のIEEE 802.11be)とBluetooth 5.4にも対応している。生体認証は指紋(電源ボタン一体型)と顔(インカメラ利用)で利用可能だ。
ボディーサイズは約73(幅)×162(高さ)×8.2(厚さ)mmで、重量は約186gとなる。ボディーはIP68等級の防塵(じん)/防水性能を確保している。
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