初期設定が済んだら、画面構成をチェックしていく。特に、画面下部には3つのタブのアイコンが表示されており、左から順に、(1)Perplexity(検索機能利用画面)、(2)発見(主要ニュースのレコメンド)、(3)ライブラリ(過去に検索したスレッドの一覧)──といった内容だ。
検索は、画面下左端のタブを選択した状態で行う。例えば、「東京駅の周辺で懸垂ができる公園はありますか?」のように尋ねると、候補を検索したうえで、生成AIによる回答を交え、ソース(情報源)を表示した上で、内容をまとめてくれた。
さらに、出力された回答の下部には、次の質問として想定される関連されたプロンプト(※生成AIに対する指示や質問のこと)が提案されるので、ユーザーはそれらをタップするだけで検索を続けられる。
また、出力された内容は、画面下右端のタブを選択し、「スレッド」の画面を開くことで、後からでも確認できる。スレッドの内容は、長押しでコピー操作などが行えたり、共有操作から他のユーザーにシェアすることもできる。
最低限の基本操作としては、このあたりを覚えておけば十分だ。すでにChatGPTやCopilotなどを触ったことがある人ならば、おそらく戸惑うことなく運用できるだろう。
さて、応用編だ。Perplexityには「Pro Search」という機能が備わっている。Perplexityのヘルプページを確認してみると、これは「GPT-4」や「Claude 3」などの高性能なAIモデルを利用し、対話型の検索によって、洗練された検索結果を提供する──といったものだと推察される。また、主な用途には、学術分野や、専門的な領域、ニュースの情報収集などが想定されているようだ(ただし、筆者が検証した範囲では、無料・有料プランを問わず、対話を通じて条件を絞るような工程は表示されなかった)。
使い方自体はシンプルで、検索機能を利用する際に、入力欄の横にある「Pro」のスイッチをオンにするだけでよい。このスイッチをオンにして検索を行うと、スレッドには「Pro Search」であることのアイコンが表示される。生成された回答には、「Pro Search」という欄が表示され、検索時に実行した処理の過程が確認できるようになっていた。
さて、紛らわしいのだが、この「Pro Search」は有料プランの「Perplexity Pro」を契約していなくても、無料プランのままでも部分的に利用できてしまう。ただし、利用には回数制限が設けられており、公式のヘルプページには、“無料プランのユーザーは4時間ごとに5回”との記載を確認できた。
この回数制限を取り払うためには、有料プランの「Perplexity Pro」が必要になってくる。公式のヘルプページには、「加入者は1日に最大600回のPro検索を実行できます」との記載を確認できた(なお、iOSアプリの有料プランのレコメンドページには、“1日のPro Search使用回数300回以上”と表記されていた)。
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