有料プランの「Perplexity Pro」を契約するメリットは、Pro Searchの回数制限以外にもいくつかある。例えば、アップロードできるファイルの制限がなくなる点は重要だ。
例えば、iOSアプリでは、有料プランを契約してから「+」をタップすると、「画像を選択」「写真を撮る」「ファイルをアップロードする」の3つのメニューが表示された。こうした利用方法が多い場合には、有料プランを契約しておいた方が快適かもしれない。
なお、複数社の生成AIモデルを設定から変更して使い分けられることも覚えておこう。有料プランを契約後には、画面左上のアイコンから、「AIモデル」の欄を選択することで、「Default」の他、「Claude 3.5 Sonnet」「Sonar Large 32K」「GPT-4o」「Claude 3 Opus」「LIama 3.1 405B」を選べるようになっていた。
ここまで生成AIモデルを使い分ける必要があるかは疑問だが、そもそも普段から複数の生成AIモデルを使い分けているという人には、コストを抑える選択肢になるかもしれない。
ただし、有料プランでは画像の生成にも対応しているものの、Perplexityでは通常のプロンプトで「イラストを生成して」のように指示しても画像は生成されないという特殊な操作手順に注意が必要だ。画像生成をしたい場合には、ブラウザ版のサービスから、検索した内容のスレッドを開き、画面右端にある「画像を生成する+」をクリックする必要がある。少なくとも筆者は、iOSアプリでは、この「画像を生成+」を見つけられなかった。
さて、有料版の「Perplexity Pro(プロフェッショナル)」プランは、ブラウザから公式サイトにアクセスして購読すると月額20米ドル(7月31日時点のレートで3056円)、または年額200米ドル(7月31日時点のレートで3万560円)だ。一方、iOSアプリ内からの購読の選択肢では、月3000円または、年1万円だとされている。Android では月2950円、または年2万9500円だ。
冒頭で述べた通り、「ソフトバンク」「ワイモバイル」「LINEMO」のユーザーならば、この有料プランを1年間無料で使える。キャンペーンサイトから、専用の申し込みフォームにアクセスし、メールアドレスを入力。その後、メールアドレス宛に届くURLをクリックして、アクセス先のWebページから登録するとエントリーが完了する。キャンペーン期間は2024年6月19日〜2025年6月18日までだ。
なお、キャンペーンの注意書きには、「他社のPerplexityに関するキャンペーンを既に適用したメールアドレスの場合、本キャンペーンが適用されない可能性がございます」や、「Perplexityの登録の際、過去にPerplexity Proの登録に利用したメールアドレスでは本キャンペーンの適用ができません。別のメールアドレスにて登録をお願いします」などの記載もあった(出典:ソフトバンク Perplexity Pro キャンペーンページ)。あらかじめ留意しておこう。
Preplexity Proの料金が年3万円だと考えると、そのポテンシャルを生かして十分に元を取れる人は限られてくるだろう。しかし、先述した「Pro Search」機能を多用したい人や、ブラウザ版から画像生成に利用したいという人ならば、少なくともキャンペーンにエントリーして、一年無料で使ってみる価値はありそうだ。
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