ソフトバンクのAndroidスマートフォンが、単体での購入ができなくなっている。ソフトバンクオンラインショップの機種ラインアップのページから「機種のみを購入する場合はこちら」にアクセスしたところ、選択肢がiPhoneとiPadしか用意されていない。つまり、Androidスマートフォンはソフトバンクの回線契約がないと購入できない。
ソフトバンク広報に確認したところ、単体購入でiPhoneとiPadしか選べなくなったのは、2024年8月1日からとのこと。Androidスマートフォンを単体販売の対象から外した理由は「市場環境や販売戦略上の理由から、端末単体購入ができる対象機種をiPhoneとiPadにしています」とのこと。また、オンラインショップだけでなく、実店舗のソフトバンクショップでもAndroidスマートフォンは単体では購入できないという。
この方針は永続的に続くのか、また変更される可能性があるのかについては「現時点でお伝えできる方針はございません」とのこと。
単体販売を選択できなくしていることは、法的には問題ないとの考え。「電気通信事業法ルールを順守しています。電気通信事業法では割引上限に関する規制はあるものの、端末単体販売の義務はありません」(同社)
ソフトバンクでは、一部のAndroidスマートフォンでアグレッシブな割引を展開している。例えば「Pixel 9(128GB)」の場合、新トクするサポートに申し込むと、1〜12回目の支払いが月3円となり、端末を返却すると2年間実質36円(税込み、以下同)で利用できる。ただし別途1万9800円の「早トクオプション利用料」を支払い、「あんしん保証パックサービス」に加入する必要がある。
7月までなら、Androidスマートフォンのこうした安価なプログラムは他キャリアユーザーでも利用できたが、現在はソフトバンク回線の契約が必須なので注意したい。
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